2018年04月25日

関東周辺ぐるりと散策・根津神社のつつじ祭り


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文京区にある根津神社では、4月7日〜5月6日まで「つつじまつり」が開催されている。出かけたのは4月20日だったので、もう見頃も過ぎているだろう〜と思いつつ足を運んだが、見事なつつじが満開中だった。受付のおじさんも「今日は天気も良し、つつじもきれい」でよかったねと歓迎。

根津神社の境内にある約2000坪のつつじ苑には、約100種3000株のツツジが咲き競い、まるでつつじ御殿のようにきらびやか。甘酒茶屋、植木市、露店等も並び、神内はさまざまな光景に満ちている。つつじ苑にはいると、多くの外国人も楽しそうにカメラを抱え、丘の上から神社の楼門、本殿を写す。鳥居千本参道をくぐり抜け「乙女稲荷」へお参り。ふと、昨年の春、京都の伏見稲荷大社へお参りし、千本鳥居をくぐったのを思い出し、ああ、楽しかったな〜と懐かしむことしきり・・・。

根津神社は、日本武尊が1900年近く前に創祀したと伝えられる古社。現在の社殿等ができたのは、五代将軍・徳川綱吉の時代で、約300年も前につくられた社殿や、その一帯をぐるりと囲む透塀(すきべい)などが現存しており、なかでも「楼門」。東京で江戸時代の楼門が残っているのは、根津神社だけとか。また、根津神社は、東京大学からもほど近く、多くの文豪とゆかりのある地域ゆえ、夏目漱石の「道草」、森鴎外の「青年」などの文学作品に登場するなど、江戸と文学の香りが漂うが、パワースポットとして文学少女の参拝場所としても知られる。

つつじ見物者の多さに驚きながら、神橋を渡り、丘に上っていくと、つつじの種類が非常に多いと気づく。赤、ピンクや白、紫色の花のコントラストがとても美しく迫力満点。色鮮やかな豆つぶほどの小さい花のフジツツジ、風車のような花弁のハナグルマ、黒ツツジと呼ばれるカラフネ、キレンゲ、カバレンゲ・・・誠に麗しい!!開花時期が違うため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、ただ今、はい、遅咲きのつつじが開花中だった。

4月のある日、渋谷文化村でシネマ「ヴァージン・スーサイズ」を観る。20年前に上映された映画だったが、当時は話題作として若者に人気があった。登場人物は13歳、14歳、15歳、16歳、17歳と珍しい年子の5人姉妹。そして美しい姉妹に興味を抱く若者との世界観を繰り広げた作品で、彼女たち、少年たちが青春を見つめるやさしい眼差しが、少女の自殺をきっかけに崩壊していく。すべて過ぎれば一瞬のこと、けれど、あの時の何もかも覚えている・・・恋しき若者の哀愁に満ちた映画だった。
        
          つつじの花
     ゆっくり開花が流れている
     今にもあふれんばかりの微笑みの花
     川面に映り、丘に面して真っ赤に咲く
     わたしはびっくりしながらさらに頂きへ
     色彩豊かに黙って咲くつつじは
     ゆっくり太陽に染まりだし
     そして丘は、美の元になる
     わたしは一瞬、観光気分で
     つつじにひざまずき
     気高くなり、花の魂に近づいていく


180420_根津神社_008_s.jpg根津神社
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楼門
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楼門
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神池
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ハナグルマ
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ミツマタツツジ
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キリシマ
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鳥居千本参道
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乙女稲荷
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シロヤシオ
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キレンゲツツジ
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カバレンゲ
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弥生正緑館
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手水舎
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拝殿
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本殿
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シネマ「ヴァージン・スーサイズ」
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2018年04月17日

関東周辺ぐるりと散策・上野のぼたん苑


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4月上旬、上野・東照宮では「春のぼたん祭」が開催された。今年は例年に比べ1週間ほど早い。藁囲いの下で楚々と咲く可憐な姿は、観る人の心を魅了するが、牡丹は中国を原産国とする花で、古来より「百花の王」「富貴花」とも言われ、財産、繁栄、名誉、幸福をもたらす花として、多くの人々に愛されている。苑内では、枯山水の庭園に樹齢40年以上の大株牡丹をはじめ、中国、アメリカ、ヨーロッパの品種など110種、600株以上の牡丹が、春の光をまとって咲き誇っている。

友人と私は美術館に行こう〜と上野で落ち合ったが、レストランでピザとココアを楽しんだ後、急遽、「ぼたん苑」と先回りをした。昨秋、ダリア展を鑑賞したが今回は「ぼたん」。葉桜となった公園内で貴重な牡丹の大輪に出会え良かった!その後、東京都美術館で「プーシキン美術館展」で、絵の中へ、もっと遠くへ・・・と旅するフランス風景画を鑑賞した。

フランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、17世紀〜20世紀の風景画65点が展示中。神話の物語や古代への憧憬、身近な自然、大都会パリの光景などを舞台にした風景画に魅了される。特に「モネの草上の昼食」はみずみずしい風景が見事に描かれ、26歳のモネの魅力、印象派の画家として花開く前のモネの若さが突出していた。心奪う一瞬の海、山、森のフランス景色が主役になり輝く展であった。

友人と別れたあと私は東京国立博物館で「アラビアの道」展へ。サウジアラビア王国の至宝の数々を鑑賞。古代より交易路が張り巡らされ、人々と文明が行き交ったアラビア半島、その歴史と文化を示すサウジアラビア王国の至宝を公開。100万年以上前に遡るアジア最初の石器、5000年前に、砂漠に立てられた人形石柱、イスラムの聖地メッカのカァバ神殿で使われた扉など約400点の貴重な文化財を通して、アラビア半島の歴史に迫る。時空をさかのぼる、神秘に出会う・・・アラビアの道であった。

4月中旬、渋谷文化村シネマ「修道士は沈黙する」を観たが、リアルな社会性に満ちたストーリーに魅了される。G8財務相会議の朝、死体で発見された国際通貨基金理事。自殺か?他殺か?「天国の天使が、自らの務めを怠るとき、主は天使を永遠の暗い部屋に閉じ込める」と、謎めいた言葉がひそむ背景に、告解を受けた修道士が絡む筋書き。ミステリ性を帯びながら、ドイツの高級リゾートホテルを舞台に繰り広げられた社会派ミステリー映画に、暗い映画かと懸念したが、圧倒的な映像の美しさ、永遠の真理をさしだすストーリーに、今のご時世にも通じると、印象に残った。

           ぼたんと私

          ぼたんが私の肩のそばにある
          暖かくて
          なだらかな藁から
          私を見ている
          私は眼を閉じ
          ぼたんに近づき
          頬に押し当てる
          赤色のぼたんがリズムよく
          やさしく動き
          ゆっくり向きを変えながら
          藁の中へとうねる
          目を開けると
          柔らかな藁から
          すっかり私を知ったように
          私を見ていた・・・


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上野ぼたん苑
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蓮鶴
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黄冠
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花王
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八千代椿
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花王
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蓮鶴
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花王
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花王
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島大臣
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島錦
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島大臣
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島大臣&島錦
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五重の塔&花王
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つつじ
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プーシキン美術館展・モネ「モネの草上の昼食」
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東京国立博物館・表慶館
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人形石柱
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祈る男
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男性頭部
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カァバ神殿の門
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アジア最初の石器
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シネマ・修道士は沈黙する
posted by 森 すえ at 19:02| Comment(4) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月05日

関東周辺ぐるりと散策・上野公園・代々木公園の桜


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3月下旬、東京の桜は満開。大きな公園、町の隅っこにある公園、すべての公園で3月の季節の下、桜がきらめき、小川の流れと石垣との境で、桜の枝々はピンク色に染まり、春休みの子どもらが、かわいい花びらを拾って香りをかく。その熱い光景に、桜は応えるように、風に吹かれながらも美しい曲線を描く・・・。ああ、今が絶好の花見日和だ。

上野公園に出かけると、花見客の人、人、人の波。それもそのはず上野の桜は実に見事。枝振りの良い樹々が、無数の花を開花させ、青空の下咲き誇る。桜並木の風景の中に身を任せ右往左往する人、ビニールシートで仲間と酒を交わす人、ペンチで物思いにふける人、寺院の石段で弁当を食べる人々が、花を眺めながら、蝶のように姿を変えていく・・・。

そんな光景を眺めながら、友人と私は「人体・特別展」が開催中の国立科学博物館へと急ぐ。私たちの体は、神秘に満ちている。自らを生かし、動かすものの仕組みを理解するために、多くの挑戦、そう挑戦を我々は重ねてきた。人体の構造と機能を理解しながら、ルネッサンス期以降の先人たちの探求の歴史と研究の功績に触れ、「キンスレトレ―キー(臓器の模型)、解剖図譜、観察、復元」などから、人類が挑み続ける永遠の謎に迫る。子どもたちも、人体理解の将来に向けて見学するのは意義あることと、真剣な眼差しで観て回る。おわぉ〜、絵画展とは又違った雰囲気だ!

特別展「人体」は、タモリ×山中伸弥が「人体解明ヒストリー」と題してテレビ放映がされている。最終回ではキンストレーキが医学進歩の元になった話や、「西郷どん」にも登場する幕末時代の福井藩・橋本佐内の活躍などの話を織り込みながら山中博士のコメントも。「研究で大切なことは、先入観を持たず頭を真っ白にして取り組む事が大事」など、研究者としてあくなき探求の歩み、熱い研究魂で磨かれた言葉に触れる。科学館での模様をとテレビで紹介されるとより分かりやすくていいと思った。

いつものレストランでピザとコーヒを楽しみ、上野公園の不忍の池をぐるり花見見物。スズメ、カモ、カメ、カモメもすいすいと泳ぐボート池ほとり。急に輝きだした桜の満開時に、二人は歓び叫んだが、あまりの人出に少々疲れ気味。綺麗な桜だったねと感想を述べあい帰路へと。

東京大学駒場キャンパス内の桜も満開。枝垂桜がとても美しい。野球場の周りを囲む桜もきれい。花見客のほとんどは地元の人々で、散策しながらの桜見物は誠に麗しい。のどかな光景にやすらぎを覚える。

翌日、出かけた代々木公園の桜も見事だった。いつものように、いつもの場所でパチパチと写真を楽しんだ。休日ではなかったので、人気もあまりなく、静かな空間にピンク色が鮮やかに冴える。都会の中にある公園ながら、雑踏、もつれた騒音の群がりもない。私は、麗しい風景の一本の桜にもたれながらつぶやく。おお、なんと幸せなことよ!!

渋谷文化村の美術館で「猫たち・猪熊弦一郎(いのくまげんいちろう)」展を鑑賞。昭和の画壇にあって試行錯誤を繰り返しながらも、常に独自の境地を維持し、個性的な作品を残す。彼が愛した猫たちは作品のモチーフとし、油彩、水彩、素描を中心に構成されていた。猫好きの私には「猫の画家」の作品の一つ一つにとても興味がわき、眼も背中もを丸くしながら楽しんだ。それにしても画家が「いちどに1ダースの猫を飼っていた」なんて・・・わぉ〜驚き!        
            春の公園
     大空の光をうけて輝く春の花
     広場の中央で、丘の上で、川沿いの石の影で
     清らかに、やさしく、鮮やかに微笑む
     崖の下で、橋のたもとで、遠景のなかで
     春の命が、今、生きている
     そう、すべての美が近くで、遠くで見え
     急にひろびろと視界が無限大!
     おお、雅やかな桜が揺れる公園内
     どんな歌が聞こえてくるのか
     いつもと違った歩き方をしてみょう〜

180327_上野公園桜_057_s.jpg上野公園の桜に乾杯!
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上野大佛さま
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祇園稲荷神社の鳥居
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不忍の池・(ボート池)
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スズメがちゅんちゅん
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桜と柳
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国立科学博物館の特別展「人体」
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ネットワークシンフォニー
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東大駒場キャンパス内の桜
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東大野球部の練習
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駒場公園
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旧前田邸和館
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代々木公園
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NHKをバックに
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代々木公園内
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私を撮ってくださった二人
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ムスクリ
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渋谷文化村美術館「猫たち」
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「猫たち」のフアィル
posted by 森 すえ at 05:52| Comment(8) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする