2017年12月24日

クリスマス童話・四つの嵐の中で・・(前編)

イラスト_0663.jpg
 ジャックは、お父さんとお母さんの三人で、太平洋が見える海岸の近くに住んでいました。お父さんは海で魚をとったり、森で狩をしていました。つつましいながらもみんな仲良く暮らしていましたが、ある日、沖で「海嵐」にあったお父さんは、そのまま海に飲み込まれ、消えてしまったのです。その時、ジャックは5歳でした。ジャックは、お父さんはいつか帰ってくると信じていたので、毎朝、お母さんと海岸に行き、お父さんの姿を探しますが、なかなかお父さんは戻ってきませんでした。お母さんは、「ジャック、こまったわねぇ〜」とつぶやいては、しょんぼりしましたが、あまり丈夫な体ではなかったので、お父さんのように、魚をとったり、狩りをしたりはできません。森できのこを見つけたり、野菜やお花を植えていました。

 そんなある日、一通の手紙がまいこんできました。それはアメリカ中西部にいるおばさんからでした。手紙に、「こちらには広い穀物畑もあるから、いっしょに働きながら暮らさないかい。」と書かれていました。お母さんは考え込みました。ここでお父さんの帰りをいつまでも待ちたいと思っていたのと、ジャックを知らない土地に連れて行くのは、かわいそうに思えたからです。ジャックにそのことを話すと、「僕はお母さんといっしょならどこへ行ってもいいよ〜」とポツンと言いました。

 お母さんは、ジャックが海のほうを見ながら言っていたので、「あれ、まだお父さんを待っているのかしら?」と、気になりましたが、今のような暮らしでは、食べていくのが精いっぱい。ジャックに何もしてあげられないので、将来のことも心配でした。お母さんはジャックを連れて、おばさんのところへ行くことにしました。

 おばさんの家は牧草地帯にありました。ひろびろとした大地で、穀物が豊かに実っています。おばさんは、あかるい声で、「よく来たね。おや、ジャック、大きくなったね!」と温かく迎えてくれました。おばさんは民芸品のお店も開いていたので、ジャックのお母さんに小物の作り方や、畑にでてコムギ,トウモロコシ、豆などの栽培の仕方などを教えました。お母さんはいっしょうけんめい働きました。
 
 ジャックは、野原や台地をかけまわります。野草の実を見つけたり、洞窟でぴかっと光る石をさがしたり、岩山に登ったりするのが楽しく、いつも岩のてっぺんから「ヤッホー」と叫びます。ぴょんぴょんとダンスをしているような形の岩に、「お〜い、僕はこっちだよ〜」と大きく手をふりながら、「岩さん、いっしょにダンスをしょうよ〜」と、近づいて歌をうたったり、友だちと鬼ごっこをしたりしました。そんな楽しい日々もいつしか流れ・・・またたくまに5年が過ぎました。今では、ジャックも畑の手伝いをしています。休みの日には、少し離れた台地に行くこともあります。

 そんなある日、インディアンのジョーンズと仲良くなりました。ジョーンズは、ジャックを弟のようにかわいがり、ジャックもまた、ジョーンズをお兄さんのように慕っています。ジョーンズはジャックに横笛を教えました。そして横笛をプレゼントしました。ときどき、二人は岩のてっぺんで笛を吹きます。笛の音は赤い台地へと流れ・・・こだまとなり・・・響きわたります。ピポポ〜ピポポ〜、ピポ〜♪ クルル〜クルル〜、クル〜♪ ルルル〜ウルル〜、ピピポ〜♪ ウ〜ウ〜ウルル〜、ルルル〜♪・・・。

 インディアンのジョーンズがジャックを馬に乗せ、家まで送ってきたとき、急に「砂嵐」が舞い上がり、何も見えなくなりました。家にはいると悲しいことが起こっていました。お母さんが高熱で苦しみだしたのです。おばさんはジャックに、「さあ、急いで街のお医者さんを呼んできておくれ」と頼みました。インディアンのジョーンズが、「ジャック、馬で行こう〜」と、2人は砂嵐の中へとびだしました。道も岩も草原も白い嵐の中でかすんでいます。やっと街に着きました。お医者さまは、「それは大変だね。すぐに行こう〜」と、馬車で走りましたが、スピードは出ませんでした。草原の家にたどり着いた時、お母さんの意識はすでになく、目は閉じられていました。

 「お母さん!しっかりして!」とジャックは叫びました。その声でお母さんの目が少し開きました。お母さんは弱々しく「ジャック、今、お父さんの足音が聞こえますよ。もうすぐジャックに会いに来てくれますから、元気でいるのですよ」とやさしくつぶやき・・・やがて深い眠りへとはいりました。それは、砂嵐が去り、星がきらきら光る夜でした。「お母さん、お母さん、僕だよ、しっかりして!」わぁぁ〜〜ジャックの目から涙があふれでました。

 ジァックは、お母さんが砂嵐の音をお父さんの足音と、勘違いしたのだと思い、一人ぼっちになったのを悲しみました。しかし、次の朝、ほんとうにお父さんがやってきたのです。ジャックは目を丸くして驚きました。お父さんは、ジャックのそばにやってきて「大きくなったなぁ」ってにこにこしながら肩をだきました。お父さんはジャックに、「お前を迎えにきたんだよ。さあ、お母さんと三人で海岸の家に帰ろう〜」と言いました。

 ジャックはなんだかキツネにつままれたような気持ちになり、首をふりました。「僕はここがいい。それに、僕のお父さんは海に消えたんだ。それに、それにお母さんだって・・・、僕のお父さんもお母さんももういない!」と叫びながら草原へ飛びだしました。ジャックはお父さんと別れて5年がたっていました。いつも心の中でお父さんのことを想っていたので、ほんとうは抱きつきたかったのですが、すなおに喜べませんでした。

 おばさんがあわてて家からとびだしてきました。「あれ、ダニーじゃないの。生きていたんかい?それはよかった、よかったねぇ。だが、なぜもっと早く迎えに来なかったんだい。この子の母親は、昨日の夜、亡くなったんだよ。 そう、この子を残してさ、さぞつらかったろう。急なことでみんなも驚いたが、一番この子が・・・。まあ、とにかく家にお入り。話はそれからゆっくりと聞きたいね。」と言いながら、ダニーに温かい手をさしのべました。お父さんは、ジャックの母親が病で亡くなったのを知り、腰をぬかさんばかりに驚きました。うぅぅ・・・「なんてこと!」 頭を抱えたお父さんは、大泣きをしました。おばさんは、ダニーをやさしく抱えながら、家の中へと連れて行きました。

 おばさんの家はあまり広くはありませんが、ジャックの部屋はありました。お父さんは、ジャックが皆から可愛がられ育ってきたのを喜びました。でも、ジャックがお父さんから遠のくように立っているのを見て、悲しく思いました。「ジャック、こちらに座ったら?」とイスを並べましたが、ジャックは近づいてきません。おばさんは、「ジャック、しばらく部屋で待ってておくれ。先ずお父さんと話したいからさ。」とやさしく言いました。
(つづきは12月25日です)     

イラスト_0653_s.jpg

イラスト_0652_s.jpg
イラスト_0406_s.jpg
posted by 森 すえ at 04:54| Comment(6) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月03日

関東周辺をぐるり散策・東大本郷の銀杏並木

イラスト_0579.jpg
東京の紅葉の時期は過ぎ去りつつあるが、東京大学本郷キャンバスの銀杏はこれからが本番って感じ。それでは今秋の紅葉狩の終わりを東大で楽しもうと思い立つ。地下鉄本郷三丁目で下車し、東大へ向かう道すがらの銀杏を眺めると、ややっ!日の当たるところは黄色、反対側は黄緑と、色模様がはっきりしない。あれれ?東大の銀杏並木はどうだろうかな?と、ちょっぴりワクワク、ソワソワしながら赤門前へ。

赤門前で一呼吸。この朱塗りの赤門は、文政10年(西暦1827年)加賀藩主・前田斎泰に嫁いだ11代将軍・徳川宗斎の息女の溶姫のために建てられた御守殿門であり、重要文化財に指定されている。本郷キャンパスはもともと加賀藩前田家の大名屋敷であり、三四郎池と並んで、赤門も古の面影をそのまま残しており、現在でも門という形で使われている。

東大と言えば赤門、赤門と言えば東大と言われるほど有名な赤門をくぐり構内へ。さあ、銀杏並木を撮ろうと見れば、黄金色が古い建物を覆うように輝いている。ああ〜よかったと、あちこちの銀杏に目を向けながら一軒の店舗へ入る。東京大学キャンパス内には、いくつかの店舗があるが、「究Q室のヨーグルト」と名の店もその一つ。ヨーグルトの売り上げの一部を「教育活動支援」として寄付し、児童の健康に役立てている。私もヨーグルトを食べてみたい〜。

ややっ、鮮やかな黄金色に染まった銀杏並木が目に飛び込んだ。ああ、銀杏よ!私たちの傍らに耀けよ!だってどんなにか期待を持って訪れたことか。青空に広がる銀杏の黄葉、年輪を重ねる大木の黄葉、赤レンガに溶け合う黄葉、すべては秋の光景。何度も眺める風景ながら一向に飽きないのは、黄葉に青春の面影が投影されてるからかもね。

安田講堂の地下にあるレストランはただ今改装中。そこで法科の地下のレストランで「キャンバス定食540円」を。はい、安い昼食に満足しながら三四郎池へと向かった。古のなつかしい香りが今も漂う池に、逆さ紅葉の一葉一葉、池へと落下する光景の輝きに晩秋を感じながら東大を後に。

12月初旬、渋谷文化村シネマで「ロダン」を鑑賞。この映画は「考える人」で名高いオーギュスト・ロダンの没後100年の記念作品だが、「創った。愛した。それが人生だった。」とロダンが語るごとく、恋人カミュ―との人生が基軸だった。お互いに惹かれあい、激しく愛し合いながらも別れていった悲恋物語だったが、ロダンが創り上げた傑作の数々は、この愛と苦悩の日々のなかで生まれたのだった。

印象的な映画であったが、特に最後の映像「バルザック像の周りで日本の子どもたちが遊ぶ」場面が心を豊かにした。実は「ロダン」を観たかった理由がもう一つあった。先日、観た「ル・コルビュジェとアイリーン追憶のビィラ」の映画の余韻が残っていたから。というのは、ル・コルビュジェが設計した上野の国立西洋美術館には、ロダンの彫刻が数多く展示されてるので、西洋美術館とロダンとの関係は?と興味津々だった。調べてみると、国立西洋美術館の展示は主に、川崎造船所の初代社長であった松方幸次郎が、1916年から約10年間に ヨーロッパ各地で収集したコレクションの収蔵分で、その中にロダンの彫刻も含まれていたってことだった。

では、何故に国立西洋美術館に展示されているのかというと、実は、第二次世界大戦中、フランス国内に保管していた松方コレクションの一部がフランス政府に差し押さえられていた。そこで、終戦後、吉田茂首相が返還交渉をした。フランス政府の返還条件は、松方コレクションを展示するための美術館の建設だった。日本政府は美術館の設計を建築家、ル・コルビュジエに依頼し、やがて西洋美術館の誕生へと・・・。

それでは今一度、ロダン彫刻を愛を持って見つめよう〜と「地獄の門」の前に立った。地獄の門の上のほうに座っている小さい「考える人」を間近で見つめ、なるほどと感慨深い。そして「地獄の門」の考える人を原型にして造られた大きなサイズの「考える人」をも観た。細目で観たり、どんぐり目で観たりと、いやはや少し目が回り、私も「考える人」になりそう・・・。

折しも「地獄の門への道―ロダン素描集」も展示中だった。ロダンは「地獄の門」の制作のため、大量のデッサンを手がける中、責苦に喘ぐ死者、空中を跳梁する悪魔など、ロダンの想像力は紙の上で幻想の世界を生み出す。ロダンの生の苦悩と輝きが混然となった「地獄の門」の素描はこうして残されていった。

上野公園の銀杏も黄金色だったが、街中に近づくにつれ、クリスマスツリーの輝く色合いへと移り、木の枝を透かす金色の時も過ぎつつあるようだった。パンダの赤ちゃんのご披露ももうすぐ。らら、上野の森に楽しいクリスマスがやってくる・・・。(クリスマス童話を12月24日、25に掲載します)

        らら、クリスマスイブ
    どんなに楽しくても時は去る
    どんなに悲しくても時は来る
    らら、クリスマスイブは貴方のイブ
    神様が近くでささやかれる夜

    むなしく生きる日々
    人生に疑問を抱く日々
    苦しさだけが感じられる日々
    らら、クリスマスイブは貴方のイブ
    神様が近くでささやかれる夜

    人の命ははかなく、短い
    振り向くと過去が線となり、
    未来は未知数の点のよう
    らら、クリスマスイブは貴方のイブ
    神様が近くでささやかれる夜

    地球にいろんな悲しみがあり
    いろんな楽しさがあり
    いろんな喜びがある
    らら、クリスマスイブは貴方のイブ
    神様が近くでささやかれる夜

    魂の開放に感謝する日
    夢をいっぱいお願いする日
    らら、クリスマスイブはすべてを包む
    神様が近くでささやかれる夜
   

171125_東大本郷紅葉_006_s.jpg

本郷キャンパスの赤門
171125_東大本郷紅葉_020_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_117_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_136_s.jpg

安田講堂

171125_東大本郷紅葉_039_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_127_s.jpg

 171125_東大本郷紅葉_030_s.jpg 

 171125_東大本郷紅葉_144_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_151_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_131_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_142_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_154_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_070_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_201_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_168_s.jpg
三四郎池
171125_東大本郷紅葉_048_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_162_s.jpg


171125_東大本郷紅葉_165_s.jpg


171125_東大本郷紅葉_168_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_171_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_174_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_178_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_164_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_063_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_109_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_112_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_149_s.jpg
キャンパス定食
171125_東大本郷紅葉_188_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_189_s.jpg

171125_東大本郷紅葉_082_s.jpg

ロダン_s.jpg

映画・ロダン
171202_上野ロダン展_085_s.jpg
国立西洋美術館のロダン作
171202_上野ロダン展_013_s.jpg

171202_上野ロダン展_021_s.jpg
地獄の門
171202_上野ロダン展_024_s.jpg
地獄の門の上層部分の考える人
171202_上野ロダン展_012_s.jpg
ロダンの考える人
171202_上野ロダン展_049_s.jpg
地獄の門への道―ロダン素描集展
171202_上野ロダン展_044_s.jpg

171202_上野ロダン展_045_s.jpg

地獄の門のマケット(第三構想)
171202_上野ロダン展_062_s.jpg
バルザック習作
171202_上野ロダン展_067_s.jpg
バルザック習作(上部の拡大)

このブロンズ像はパリのラスパイユ大通りに立つ像の習作。公開されたとき「ジャガイモの袋をかぶせた」ようだと嘲笑される。「どうしてあの部屋着がいけないのか?これは幻影を追いかけ狂おしく歩きまわる文豪の着ていたものではないか。」とロダンの失望と憤りは大きかった。ロダンの着想は、生前理解されなかったがやがてロダンの栄誉となった。
171202_上野ロダン展_073_s.jpg

作・勧告
171202_上野ロダン展_084_s.jpg

西洋美術館前庭の彫刻・地獄の門

posted by 森 すえ at 11:56| Comment(14) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月23日

関東周辺をぐるり散策・代々木公園の紅葉

イラスト_0542.jpg
先日、代々木公園の散策中、紅葉のきれいさに思わず、まさしく秋の色って胸を打つ。秋半ばに入り、いつの間にか偶然がすばやく様々の秋色の顔をととのえていたが、銀杏もしかり。それではとカメラを抱え公園へと向かう。秋とお別れする前にしっかり秋の風情を知ろう〜。そう、秋の表情は、いつまでも公園でとどまっているわけではないから・・・。

11月18日、NHK前を通りかかるとスペインフェスティバルが開催中。毎年行われるお祭りだが、今年も大勢の人たちが参集し広場を盛り上げている。パエリアやタパスなど本格的なスペイン料理、華やかなフラメンコショーに、スペインに関する雑貨や食材、ワインなどもブースで販売。寒空の下、陽気な国のはじけるリズムがにぎやかに活躍していた。

ひと時を楽しんだ後、代々木公園内に入ると、紅葉の樹木が横つなぎで輝く光景に、これは綺麗と感嘆しながらさらに噴水のある中心部へ。ここらあたりの紅葉はもう過ぎゆき、木の葉が舞い散る光景であったが、遠くの方で木々の輝きを感じる。銀杏だ!黄金色の銀杏だ!園内にある広葉樹はケヤキ1000本、イチョウ200本、モミジ100本など約6種。1300本もの木々が順々に色づき、ただ今最高の秋色。やがて 視野の銀杏も枯れ木となり黄色が消えようとも、今の現実の前ではしっかり輝いている。ほんに、代々木公園は、紅葉散策を1日中楽しめる都心の大公園だと実感。

噴水池と真っ赤なモミジとのコントラストが絶景。落葉のじゅうたんを踏みしめさらに奥地へと入りお花畑を一回りした後、銀杏並木を通りながら渋谷へ。そしてカフェで一杯のコーヒー。店先に飾られたクリスマスツリーを眺めながら、いよいよ12月、クリスマスがやってくると感無量。夢、ゆめ、夢をいっぱい感じる月なのだ。でも、夢って何かな?将来そうありたい希望かな?まあいい、現実離れの甘い考えでも、夢のなかで夢を見たい。

叶えたい夢と希望が交差するならば、雲をつかむような夢でも見つめていたい。ひらひら舞い落ちる木の葉と、クリスマスの飾りに光が射す。木の葉とクリスマス!秋と冬の豪奢な混合に、私の心も寒暖の光が複雑に入り混じる。

11月も芸術の秋を謳歌した。目黒美術館で「日本パステル画事始め」を鑑賞。日本人とパステルの出会いは明治時代に遡る。パステルを深く追求した「竹内鶴之助(1881〜1948)」と「矢崎千代二(1872〜1947)」が、微妙な色彩、陰影の美しさ、多彩な表現の可能性を使いこなし、パステルの普及に尽力。二人の優れた画家の絵、ドガ、バルトンなどの作品から、パステルの魅力と可能性を見出し鑑賞。

三鷹美術ギャラリーでは「桃林会墨彩画展」を鑑賞。スペイン語のイルセ・ララ先生の彼岸花の水墨画と「ミニチュアの世界」を見せて頂いた。先生は、芸術的な才能があるうえに手先も器用で、木、花、人、虫など・・・ミクロのものを創るのがお好き。裸眼1,2の視力である私の目でも見えにくい小さな作品に、うわぁぁ〜すご〜と心から拍手。

渋谷文化村でシネマ「ル・コルビュジェとアイリーン追憶のビィラ」を観る。上野の国立西洋美術館が世界遺産に登録された記憶に新しい近代建築家ル・コルビュジェの実像に迫っていた。彼には生涯で唯一、才能を羨んだ女性、アイリーンがいた。二人の天才建築家の惹かれながらも相克する関係を美しい映像で描いたドラマだった。

N響コンサートで「イワン皇帝」を。東京混声合唱隊、東京少年少女合唱隊、片岡愛之助の語りで、プロコフィエス作品116が演奏されていた。歌舞伎俳優の片岡愛之助さんの声量はさすが!お見事な語りであった。次のコンサートは12月24日、N響コンサートで、ベートウベン「第九」を楽しみながら、クリスマスのクライマックスへと・・・。
          木の葉
      がさがさと踏まれる木の葉
      踏まれても踏まれても足元で舞う
      近くで舞う木の葉に
      遠くへ飛べよと手で追い返す

      木の葉が強風で遠くへ
      そ知らぬ顔で飛んでいく
      遠くで舞う木の葉に
      近くにおいでと手招きする

      木の葉が空中で渦を巻く
      小雨と微風が絡まって
      軽やかな木の葉のアート
      近くで遠くで飛びかい浮遊する

      木の葉がすこし威張る並木道
      枯葉の公園は茶色の世界へと移ろい
      冬眠を促すように
      幻想的な弱光がベンチで揺れる


171107_代々木公園_001_s.jpg公園通りで
171107_代々木公園_101_s.jpg
トルコの大時計
171107_代々木公園_003_s.jpg
代々木公園への並木道
171107_代々木公園_105_s.jpg
NHK
171107_代々木公園_012_s.jpg

171107_代々木公園_015_s.jpg

171107_代々木公園_016_s.jpg
代々木公園
171107_代々木公園_111_s.jpg

171107_代々木公園_123_s.jpg

171107_代々木公園_020_s.jpg

171107_代々木公園_122_s.jpg

171107_代々木公園_022_s.jpg

171107_代々木公園_023_s.jpg

171107_代々木公園_028_s.jpg

171107_代々木公園_030_s.jpg


171119_代々木公園_08_s.jpg

171107_代々木公園_119_s.jpg

171107_代々木公園_121_s.jpg

171107_代々木公園_138_s.jpg

171107_代々木公園_136_s.jpg

171107_代々木公園_141_s.jpg

171119_代々木公園_07_s.jpg

171107_代々木公園_143_s.jpg

171107_代々木公園_140_s.jpg

171107_代々木公園_145_s.jpg

171107_代々木公園_031_s.jpg

171107_代々木公園_025_s.jpg

171107_代々木公園_039_s.jpg

171107_代々木公園_155_s.jpg

171107_代々木公園_123_s.jpg

171107_代々木公園_132_s.jpg

171107_代々木公園_148_s.jpg

171107_代々木公園_040_s.jpg

171107_代々木公園_042_s.jpg

171107_代々木公園_043_s.jpg

171107_代々木公園_157_s.jpg

171107_代々木公園_154_s.jpg

171107_代々木公園_042_s.jpg

171119_代々木公園_26_s.jpg

171107_代々木公園_048_s.jpg

171119_代々木公園_13_s.jpg
スペインフェスタ―
171119_代々木公園_19_s.jpg

171119_代々木公園_21_s.jpg

171119_代々木公園_03_s.jpg
渋谷・東急デパート前のクリスマスツリー

171121_イルセ先生の水墨画_10_s.jpg
イルセ・ララ作品「秋の訪れ」の前で
171121_イルセ先生の水墨画_06_s.jpg
ララ・イルセ「ミニチュア―の世界}
日本パステル画事始め_s.jpg
日本・パステル画事始め
ル・コルビュジェとアイリーン_s.jpg
シネマ「ル・コルビュジエとアイリーン」
N響・第9_s.jpg

N響コンサート「第九」12月24日の演奏

posted by 森 すえ at 08:33| Comment(8) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする