2017年07月16日

関東周辺をぐるりと散策・上野公園の不忍池(しのばずのいけ)

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暑い夏、「熱中症対策を十分にして出かけてください」とテレビで度々放映されている。そう、東京は猛暑のるつぼにはまったような日々。家にいても暑い、外に出ても同じ。ならば楽しみを求め暑い中で楽しもう〜と上野公園に向かった。今、夏の風物詩として、多くの人々に愛されている不忍池の蓮が満開中。その美しい花に両手をさしだしながら謳歌しよう〜。

不忍池は、上野公園内の南西部に位置し、周囲は約2キロ、池の面積は約11万平米。池の中央に島が築かれ、国家の安全と人々の福寿円満の祈祷のため弁財天が建立された、その当時、参詣者は舟で往復したが、1670年頃、参道の陸橋ができた。その結果、池は3つ(蓮池・ボート池・鵜の池)に分かれている。池の広さは、戦争中食糧難のため田んぼに変えられたりで、次第に埋め立てられ、現在では昔の約三分の二。蓮の鑑賞できる池は「蓮池」と「鵜の池」のみで「ボート池」に蓮はない。

7月11日、晴れ。蓮を見よう〜と、友人と弁天堂で11時に待ち合わせをした。蓮の開花時間は早朝。朝の6時頃が見頃だが、私が不忍池に着いたのは8時30分。うおぉ〜ラッキ!!つぼみ、満開の蓮が憂いなく美しく、支えきれないほどの葉っぱの上で、下で、隙間で輝いている。

蓮の花は、早朝花を開き、昼前後には閉じる。蓮の花の命は4日ないし3日間で儚い命である。見れば、新鮮な顔つきで優雅に咲いているのや、すでに大きく花を咲かせた後、つぼみとなっているのや、何日かの開花を終え、花びらを閉じる力もなく散りつつあるのもあり・・・とさまざまだが、さすが江戸時代より浮世絵に描かれたほどの不忍池の蓮。どの蓮の表情にも風情があり、優雅な輝きが池に解き放たれている。

「ひらいたひらいた」というわらべ歌に「れんげの花が開いたと思ったら、いつのまにかつぼんだ」、そして「れんげの花がつぼんだと思ったら、いつのまにか開いた」と、れんげ草の特徴をよく表わしているが、れんげの名は「蓮」の花に似た草というイメージで名がついたそうだから、まさに開いては閉じ、閉じては開くを繰り返す蓮の歌のよう〜。

寛永寺から参道橋を渡り弁天堂へ向かう周辺にいくつかの碑が立ってる。先ず、参道入口から20mほど左側に行った植え込みの中に「駅伝発祥の地(記念碑」が。不忍池が日本で初めて行われた駅伝競走のゴール地点だったことから、この地に立っている。次に「めがね之碑」がある。 眼鏡が日本に渡来したのは約420年前のこと。文化の発達につれてめがねの需要も増し、文化、政治、経済に大いに役立った。 明治百年を記念してその功績に感謝の念をこめ碑が建立された。そのほか「暦塚」「烏塚」「包丁塚」・・・など面白い石塚がある。

上野動物園の門は「表門」「池之端門」「弁天門」の三か所。弁天門はこれまで出口専用だったが、7月11日から出入口門としてスタートした。おりしも私が弁天門のそばを通った日でもあった。鵜の池は動物園内にあることもあり、私は蓮を撮るために弁天門から入園した。陽を浴びながら、揺れ動く蓮の花のなんと美しいこと。間もなく太陽が湧きたち、熱射が当たり、花びらは閉じられるだろう。蓮は誰に向かって咲いてるわけではないが、今は見知らぬ私一人のために美が輝いていると思えた。

ついでにパンダも見ようと急いでモノレールに乗り東園へ。リーリーが元気よくささを食べている。うい〜、もうすぐ赤ちゃんパンダもお披露目されるだろう〜。楽しみ楽しみ。さあ、友人が待っている弁天堂へ行こうと、急ぎ足でイソップ橋を渡り弁天門へと戻った。

友人とレストランでピザ&コーヒでの至福時を過ごした後、友人は歌舞伎が観たいと銀座へ向かった。私は国立西洋美術館で開催中の「アルチンボルト展」の鑑賞へと。だまし絵的な描き方の特殊さに魅了され、奇妙さに圧倒された。花、果物、動物の組み合わせ方、線の正確さなど一つひとつの描写はまさに科学的。「さあ、謎解きの世界へ」のキャッチフレーズに魅かれ興味津々と眺めたが、画家の技術力はやはり半端ではなかった。ユニークと感動しながら、ふと思った。もし、蓮の花を具現化しただまし絵であれば・・・

         夢の創り花
      蓮の花に愛があり
      揺さぶられるいとおしさがある
      つぼみの中に夢があり
      不思議な出会いの一瞬がある

      蓮の花にあなたの顔があり
      微笑む奥ゆかしさがある
      夢の創り花に蓮がよく似合い
      想いに馳せる雰囲気がある

      愛で包まれた創り花
      それは池の蓮
      夢と蓮にあなたの人柄が映り
      夏、二つの想いの息が合う

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上野寛永寺
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  渡り参道から弁天堂へ
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不忍池の蓮
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弁才天
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大黒天堂
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暦塚
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眼鏡の碑
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烏塚
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包丁塚
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駅伝発祥の地(記念碑)
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上野動物園・弁天門
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上野動物園・西園
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ウオキツネザル
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ペンギン
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フラミンゴ
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モノレール
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寛永寺の五重塔
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パンダの赤ちゃんの成長記録
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リーリー
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動物園からの不忍池
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二ホンコウノトリ
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不忍池(ボート池)
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国立西洋美術館・アルチンボルト展
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posted by 森 すえ at 14:23| Comment(10) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます!
いつも素敵なHPを拝見させていただきありがとうございます!
不忍池は歴史があるんですね・・それにしても綺麗なピンクの蓮に暫し沈黙しました。
そしてリーリーのお目出度と・・よくがんばり子供も大きくなってきていますね!テレビで拝見しています。早くお披露目が待ち遠しいですね!
アルチンボルト展はすえさんを堪能されたようで何よりでした。
めがねの碑があるとは・・お世話になっています。
元気そうなすえさんにうれしいです!
いつも素晴らしい詩と紀行文に感銘しております!ありがとうございました。
Posted by ゼンタロウ at 2017年07月16日 07:32
ゼンタロウさま

お暑いですね。お元気でいらっしゃいましたか。
早速にご覧くださって本当に嬉しいです。そうそ、不忍池の歴史は江戸時代から始まります。不忍池の名は、上野台地が忍が岡だったからです。上野は桜など花見の名所ですが池にも蓮が植えられ、香り高い蓮華が咲き誇るようになりました。
パンダのリーリーモすこぶる元気でした。赤ちゃん、かわいいですよね!!!早くみたいなあ〜。アルチンボルト展、ハイ堪能しました。ユニーク性に感動しました。いつもご覧くださってありがとうございます。
Posted by 森 すえ at 2017年07月16日 08:11
蓮が花開くのは早朝でしたか。濁世にそまらぬ清浄な仏様の命を象徴するきれいな花ですね。岸から見ると見えにくいところにもたくさん咲いているのでしょう。森さんは動物がおすきですね。この日も動物園に入られてパンダに合われました。ユニークなアルチンボルトの芸術にも触れられ充実して過ごされましたね。通院以外には外出していない私に、貴重な刺激になりました。ありがとうございます。
Posted by ヒロキ at 2017年07月16日 09:28
ヒロキさま

お暑いですね。そんな中、早速ご覧くださってありがとうございます。
はい、蓮の開花は早朝で朝の6時ごろが見頃とされています。
そうですね。蓮はほとけさまの命を象徴する花なんですね。今回の蓮の写真を新盆を迎える友人、知人に数枚ずつお送りさせていただきました。不忍池の周りを通るだけでは美しい蓮にお目にかかりにくいですが、弁天堂の周辺からですとよく見えますね。はい、私は生きものが好きのようで、植物、動物、魚も好きです。アルチンボルトの芸術に触れられたことは良かったと思っています。
Posted by 森 すえ at 2017年07月16日 12:42
森 すえ  様

こんばんは! 暑い日が続いていますね!
今夜のこちら宇治市では、夕方前から急に雨が降り出し今は小降りのような状態です。
私も出来るだけ歩くようにしていますが、森様の今回もタフな行動には「凄いなぁ」と刺激を受けています。
「上野公園・不忍池」の蓮の花、とても綺麗ですね〜。
今回のブログの「蓮の花」を見させて頂いて4年前の孫の夏休みに行ったことを思い出した次第です。自分で撮った写真をふりかえり、そうやったんやなぁと思い出させて頂きとても嬉しいことでした。 私どもが蓮の花を見たのは時期としては遅く8月13日の14時30分頃のようですので、完全に開いているのは撮れて無く、あらためて朝に咲くんだなぁと理解できました。
また、私もリーリーの写真を撮っていましたが、顔の白に比べお腹の部分がやはり茶色くなっているのをあらためて知りました。
ニホンコウノトリの写真、遠くて撮るのに私は苦労しましたが、さすがお見事です!!!
今回も沢山の綺麗なお写真を有難うございました。 osamu
Posted by osamu at 2017年07月16日 20:18
osamuさま

お暑いですね。そんななかようこそお越しくださいました。
osamaさんは早朝のウオーク、また歴史場を訪ねるコースなどよく歩いておられますね。いつも感心いたしております。私も楽しく歩いていますが、最近、足の疲れをとるためにストレッチングなど足のケアーにも心がけています。はい、友人との遊び場はたいがい上野ですが、今回は特に不忍池のきれいな蓮を見ることができ幸せでした。
4年前、osamuさんとお孫さんも不忍池で蓮をご覧になったのですね。蓮の開花は早朝で昼過ぎにはつぼんでしまうようです。今度は是非、早朝に・・・(@、@)リーリーのお腹が4年前と比べ茶色になってきてるのですね。これは汚れではなく変色してるのでしょうね。これから、お腹のあたりをよく見て見ることにします(笑)。
今回も楽しい思い出と共にご一緒に楽しんでいただきありがとうございました。
Posted by 森 すえ at 2017年07月17日 08:42
すーさん
熱中症に気を付けなくてはいけないほど暑かったら、
たいがいは外に出ないですが、さすが、すーさんですね。
外に出て楽しむとは!私はこの暑さで一日だらだらです。
でも蓮のようにシャンとしなくてはいけませんね。
Posted by ねね at 2017年07月18日 04:56
ねねさま
お暑いですね。もうすぐ梅雨も明けますがこれからが真夏日。
猛暑も続くことでしょう〜。どうぞ体調に気を付けてお過ごしくださいね。そうそ、NHKで熱中症対策に「か・き・く・け・こ」と言ってまし
た。
[か」は風通しよく。「き」は休憩。「く」はクーラーを適時に使う。「け」は健康に日ごろから気をつけて。「こ」はこまめに水分補給を。・・だったかと思います。参考にしてね(@。@)
Posted by 森 すえ at 2017年07月18日 05:12
暑中お見舞い申し上げます!
今回の上野公園というお題に、心密かに「パンダ」が出てくるか楽しみにしていました。
パンダのりーりーの写真も、赤ちゃんの成長記録の写真も、ありました。やったー!
というのも、赤ちゃんの誕生日が、私の誕生日でもあったので
、嬉しくて、それ以降いつも気になっているからです。
それと、ハスにのっている亀の写真にも、くぎ付けになりました。ほのぼのとする写真ですね。ありがとうございます。
東京に行ったら行きたいところ、確実に増えていってます。
Posted by ナオコ at 2017年07月19日 17:00
ナオコさま

お暑いですね。梅雨明けもしましたが、本格的な暑さがやってきそうです。あれれ、ナオコさんのお誕生日は6月12日でしたか。パンダの赤ちゃんと同じ日とはいいなぁ〜!!ほんとやった!って感じです。遅まきながらおめでとうございました。蓮の亀さんは「九ちゃん不動産」をイメージしました。絶対に喜んでいただけると思っていましたので嬉しいです。亀もいる蓮池、じっくり見ますと興味深いシーンが多々見受けられます。これからも目線を身近なことがらに向けていきたいです。
Posted by 森 すえ at 2017年07月20日 05:35
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