2017年06月24日

関東周辺をぐるり散策・明治神宮の花菖蒲

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梅雨入り後もまとまった雨は降らないが、澄み切った、晴れ渡った空なのに、今にも雨が降りそうな日がある。昨日もそうだった。「涙雲」と言われもするが、空を見ながら情けなくなり、傘?どうしょう?と涙で目が曇る。まあ、晴れの日もあれば雨の日も。目をうるうるさせながらも輝く朝がやってくる。恵みはぐるりと回るって感じ。さあ、明治神宮方面へ散策しょう。

明治神宮は2020年に100周年を迎える。大都心の真ん中に緑が生い茂る永遠の杜、かっては荒れ地のような畑の景観が続いていた所に、大正4年から「永遠の森」の壮大な造営工事が始まり神社が造られた。森林はかなりの年月をかけて日本人が作り上げたものだが、出来るだけ手を加えずに、自然の力による変化を待ち、今の状態がもたらされているのも、先人たちの祈りと、その想いに応えようとする人々の未来への希望が積み重ねられているからである。

参道わきに酒樽やブルゴーニュからワインがずらり〜と並んでいる。これは明治天皇が日本酒やワインに造詣が深く、「よきをとり あしきをすてて 外国に おとらぬ国と なすよしもがな」という歌を詠んでおられるように洋食を召し上がり、ぶどう酒を好まれた由縁から。

渋谷には多くの外国人観光客が訪れるが、なんと一番人気の観光スポットは明治神宮。確かに私も外国人をよく見かけるが、その人気の秘密はなんなんだろう?確かに一面の自然林をまじかに感じられる。神社のお供えのお酒がワイン樽なのもユニーク。又、昼下がりの散歩コースにもいい。自然に溢れる参道も長い。都会から気楽に行ける別世界という人もいる。電車やバスを乗り継かなくても行けるし、原宿や代々木公園も近いってことだろうが、私にとっても国際色豊かな神宮のお参りは大好き。

6月中旬、明治神宮の花菖蒲が綺麗に咲きだす。それでは花菖蒲を鑑賞しょう〜と代々木公園内を横切り明治神宮へ向かう。まず、大鳥居をくぐり、清々しい空気が満ちる森中に佇む花菖蒲園へと散策開始。池に近づくと水連が、水連が咲いている。うぉぉ可憐できれい!パチパチとシャッター。予期せぬ水連の開花に身も心も小躍り。嬉しいよ〜。

花菖蒲田へと回ると、江戸時代の花が咲き誇っている。花菖蒲田の水源は「清正井」から湧き出た水だが、水田に水は流れていなかったので、作業している方に聞いた。「花菖蒲は水生植物ではないので根に水を張る必要はないが、水をはると見栄えがいいので、来週ぐらいに田に水を流します。」とのことだった。なるほど「水無月」に花菖蒲と水田が良く似合うってこと。だって六月は田に水を引く月だもの・・・。

明治神宮の花菖蒲は、明治26年、明治天皇の思し召しにより昭憲皇太后のために植えられた。明治神宮御造営当時は、江戸系の48種だったが、その後、東京近郊から江戸系の花が集められ、現在では約150種1500株が咲いている。深い森に囲まれ、流麗な曲線を描く菖蒲田や、茅葺屋根の四阿(あずまや)がたたずむその風雅な景色は画家たちにも愛されてきたが、武将・加藤清正が掘ったとされる井戸、清正井(きよまさい)から湧き出る清らかな水に潤う菖蒲田は誠に麗しい。

清正井の水に触れんと長い行列が続く。私も順番待ちをし井戸へ。透き通る水鏡に顔を映し、自分の内部を観るに尽きると、清めの水に映る顔がそう語る。清涼な境内に凛とする木々内を散策し、カフェテラスで一休み。たまたま隣り合わせになった女性とおしゃべりが始まり、小一時間二人はスポーツのこと、人生のことなどを楽しく話しあう。ゆったりと和らげるひと時だった。今回も出会った方に私の写真を撮っていただいたが、優しい方ばかりで嬉しかった。ありがとう、ありがとう!!!!     

        梅雨のあとさき
     子どもたちが成長し
     やがて、遠のき
     巣立つ後ろ姿を見送る
     親から離れる季節の到来
     これは梅雨ではなく
     手ごたえある夏の季節

     幸せにと祈る心は梅雨の後
     門出を祝う心を馳せながらも
     気分すぐれぬ梅雨の狭間
     寂しき親心、ふつふつ湧きおこる

     我が人生の収穫時、今、ここに
     人生、光明矢の如し・・・
     ああ、梅雨の晴れ間に
     夏の陽を集め、我が内部に貯えよう

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代々木公園から明治神宮へ向かう
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明治神宮の大鳥居
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鳥居前
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姪神宮本殿(ただいま修復中)
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奉納されたワインの樽
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花菖蒲園の入口
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四阿

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南池(なんち)・水連
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御釣台
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隔雲亭
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花菖蒲田
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鶴の毛衣(つるのけごろも)
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五湖遊(ごこあそび)
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三笠山(みかさやま)
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仙女洞(せんにょのほら)
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宇宙・大空
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都の巽(みやこのたつみ)
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鶴の毛衣(つるのけごろも)
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宇宙(おおぞら)
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加藤清正が掘ったとされる「清正井(きよまさのいど)」
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花菖蒲園の出入り口
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明治神宮内のカフェテラス

posted by 森 すえ at 05:57| Comment(12) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すーさん。お早うございます。😊明治神宮の花ショウブや代々木公園等、東京には緑山本癒されるところが沢山有りますねぇ☺

私も平安神宮や色んなお寺のお花を見に行きたいと思いますが、
身体がついてこずは痒い👊😭✨
ので、元気が出るまで東京の神社堪能させてもらいます。

詩から色んなものが見え、俳句を頑張って行きたいです。
刺激もらいます。🌹💞😃🎶☔
Posted by ねね at 2017年06月24日 07:40
ねねさま、おはようございます。

早速にご覧くださってありがとうございます。
東京のど真ん中には大自然がありませんから公園、神社などには樹木が多く植えられていますね。いくつかの公園がわり方近くにありますので、助かります。京都は町全体が神社仏閣の地って感じで身近な存在ですので、体調のおよろしい時にはぜひ、お出かけくださいね。
今回の詩は、ねねさんにぴったりではないかと思っています…
俳句、たくさん創ってね。期待しています。
Posted by 森 すえ at 2017年06月24日 11:41
明治神宮が2020年に100周年を迎えるとのこと、二度目の東京オリンピックが開催される年でもあり、是非その年には元気に東京まで出かけて明治神宮も参拝したいものです。大都心の真ん中に緑が生い茂る永遠の杜、先人の素晴らしい発想に感謝ですね!
奉納されたワインの樽、凄い量ですね。明治天皇への親近感が湧く心遣いも素敵です。
見事な花菖蒲の数々、六月生まれの私と娘(本日・誕生日)に良き思い出となりました。御礼!
Posted by osamu at 2017年06月24日 19:23
明治神宮が「大正4年から「永遠の森」の壮大な造営工事が始まり神社が造られた。」とありました。
100周年を迎えたこの公園はまさに宝物ですね!
花菖蒲の綺麗なこと・・なんとも素晴らしい限りです!
加藤清正が掘ったとされる「清正井(きよまさのいど)」は初めて知りました。歴史の公園でもありますね。
都会のど真ん中にこんな素晴らしい公園を残した先人に敬意を称します。
いつも貴重な歴史と花などを見せていただき、ありがとうございました。
元気を頂きました!
Posted by ゼンタロウ at 2017年06月24日 21:19
osamuさま

早速にご覧くださってありがとうございます。
そうですね、明治神宮が2020年に100周年を迎える年は、東京オリンピック開催の年でもありますね。是非、お元気で東京にお越しになり、明治神宮にも御参拝くださいね。荒れ地をこつこつ開発された先人たちが創り上げた森、自然をそのまま生かす発想には頭が下がります。私が神宮に惹かれるの森が自然体で生きてるからと思います。日々、参道の砂利道を掃き清める人々、森の整備をされる人々、菖蒲園もしかりで、作業にも気持ちがこもっています。ありがたいことと感謝しております。外国の方々が奉納されたワインの樽の前で記念写真を撮られています。ワイン奉納は明治天皇のお人柄の現れからですね。
osamuさんも六月のお生まれですか。お嬢様の誕生日は私たちの結婚記念日と同じなので6月24日は良き日とよく覚えております。
Posted by 森 すえ at 2017年06月25日 08:33
ゼンタロウさま

早速にご覧くださってありがとうございます。」
はい、明治神宮は大正4年から永遠の森という壮大な造営工事が始まったのですね。明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする明治神宮の由来は、明治45年7月30日に明治天皇さま、大正3年4月11日に昭憲皇太后さまが崩御になり、御神霊をおまつりしたいとの国民の熱意により、大正9年11月1日両御祭神と特に縁の深い代々木の地に御鎮座となり、明治神宮が創建されたのですね。
花菖蒲田にはすでに何度か訪れていますが、今年は特に綺麗〜と感じました。観る人の気持ちの反映が花の心をとらえるのでしょうか。加藤清正が掘ったとされる「清正井(きよまさのいど)」はかなり以前から公開されています。もともと、この地は加藤清正の地だったそうです。東京には武将にかかわる歴史が多く見られますので、これからもそん歴史を探す小さな旅がしたいです。
Posted by 森 すえ at 2017年06月25日 08:47
明治神宮の周囲は樹木が茂って深い山奥の森のようなところもあるんですね。花菖蒲は花盛り、こんなにいろいろの品種の花が咲くのですか。梅雨の晴れ間のひと時、良いところで過ごされました。一度も行ったことないものですから、興味深く見せていただきました。
Posted by ヒロキ at 2017年06月25日 18:29
ヒロキさま

ご覧くださってありがとうございます。
明治神宮の広さは約83000uあり、小径が熊笹の間を縫うようにありますので、武蔵野の面影をとどめていると言われます。私はいつも代々木公園から入りますが、代々木駅口や参宮橋口と入口はいくつもあり、森へと続いています。深い山奥って感じではありませんが、樹木が茂る森は散策コースとして外国の方がよく歩いておられます。花菖蒲の季節になると、色彩豊かな森になり異なった風情の雰囲気が漂っています。
Posted by 森 すえ at 2017年06月26日 06:02
久しぶりに拝見させていただきました。
実は私、明治神宮には行ったことがなくて、大変興味深く読ませていただきました。
まさに、都会の中のオアシスですね。
たくさんの菖蒲も見頃を迎えていて、今、最高の場所ですね。
スイレンも素敵です。私も今月初旬に近所の鏡池のスイレンを見て感動したばかりなので、この光景になぜか親近感を覚えました。
いつも素敵な文章と写真、ありがとうございます!
これからもずっと楽しみにしています。
Posted by ナオコ at 2017年06月26日 16:40
ナオコさま

うぉぉ〜ありがとう!!よく読んでくださいました。

ナオコさんは明治神宮に行かれたことがないのね。明治神宮は明治天皇を祀られてる神宮ですが、独特の雰囲気が漂うなど特徴がありますね。そうそ、人の手で作り上げられた森ですが、都会のオアシスとしてみんなに慕われていますね。明治神宮の広さは約83000uあり、小径が熊笹の間を縫うようにありますので、武蔵野の面影をとどめているようです。そんな広大な森の一環に花菖蒲田もありでバラエティーに富んでいます。水連池も素敵です。
そうそ、昨日、ヒロコさまから電話を頂きました。久しぶりの会話で楽しかったです。ほんと嬉しい便りでした。又、よろしくお伝えくださいね。
Posted by 森 すえ at 2017年06月26日 16:59
素敵な花菖蒲 素敵なすえさんもいいなあ〜〜
Posted by ちごゆり嘉子 at 2017年06月26日 21:38
ちごゆりさま

花菖蒲田にようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
日々、更新をされてるちごゆりさん、お花を愛おしく思われるあなたもとても素敵です〜!!!
Posted by 森 すえ at 2017年06月28日 07:44
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