2017年06月20日

関東周辺をぐるりと散策・上野公園

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6月初旬、上野で友人と昼食を楽しむことに。友人は着物スタイルだと言ったので、それではカメラを持っていこう〜と張り切った・・・が、真夏並みの天気だったからか、彼女のいでたちは服だった。そりゃそうだよね〜当然。まあ、いい。その辺りの風景でも撮ろう〜とぶらぶら散策開始。

前日のテレビで上野公園に設置されている像「自由な女神」が紹介されていたので、派出所で所在地をお聞きし、東京芸大方面へと向かった。おお、ありました!「自由の女神」ではなく「自由な女神」の名称で・・・。

かって「自由の女神」はフランスがアメリカに共通する理念を表現するために贈られたが、その女神像のレプリカが宮城県多賀城市に設置された。その後、石巻市へ移設された。2011年の東日本大震災後、レプリカは撤去され、宮城県仙台市の倉庫に保管。それを東京芸大生の村上愛佳さんが引き取った後、先端芸術表現専攻による卒業・修了制作展の情報を発信するという名目で上野公園に設置された。

村上さんが名付けた作品「自由な女神」は、東京芸術大学の今年の卒業・修了作品展で入賞した。村上さんは、「作品を通して皆様にお会い出来れば幸いです。本プロジェクトでは、女神像レプリカが震災後も立ち続けた石巻市と他地域の共通点を想像し、上野から新たな移設先を見つけたい。あなたが思う移設先と、石巻市との共通点をメールで送ってください」とメッセージされている。さて、さて何処がいいのかなぁ〜。

実は、1973年、私たち家族はニューヨークのマンハッタンで「自由の女神」に登っていた。台座部分にはエレベータで、そこかららせん階段を上って王冠部分の展望台へと。女神は全ての弾圧、抑圧からの解放と、人類は皆自由で平等であることを象徴し、かぶっている冠は七つの大陸と七つの海に自由が広がるという意味を持つ。アメリカの国の在り方の理念が象徴されていると思った。展望台から眺める広大な町風景に魅せられながら、思わず両手をさしだした記憶がある。

上野公園内にはいくつかのタイトル付きのオブジェが置かれており、公園の芸術性を醸し出す雰囲気がある。大噴水の飛沫の向こうに東京国立博物館が見える。私たちはその博物館の庭園を散策した。静寂な池に鴨が涼しい輪を画く光景。二人は揺れる水面を見つめながら、旅をした時のこと、美術館で魅力ある絵画の観賞の数々、はたまたレストランで談笑したりと、過ぎし日のカレンダーをめくり、こぼれた夢、思い出を拾うように、ゆらゆらと回想した。40年にもわたるお付き合い。追憶を追い払わない・・・、ほんに気の合う友人である。

さあ、上野動物園でパンダをみょうと張り切ったが、メスの「シンシン」の体の変化などが認められるため、5月から展示が中止されている(6月12日に赤ちゃんが誕生)ただ今、リーリー君のみの見学。二頭そろった時、またやって来よう〜と、レストランへ向かった。はい、ピザ&コーヒー!!!

昼食後、東京都立美術館で「バベルの塔展」を鑑賞。16世紀ネーデルラント美術を紹介していた。独創的な画風で人気を博したヒエロニムス・ボスの油彩画や、ボスの画風を受け継いだブルュ−ゲルの版画、そこに登場する怪物たち、傑作「バベルの塔」驚異の描写はまさに至宝。ボス&ブルュ−ゲルの魅惑の空想世界、500年前の巨匠たちの想像力を目の当たりで観れる貴重な展覧会であった。現代の日時計が逆さ周りをし、まるで16世紀の希望、夢のなかの塔にいるようだった。  

       ゆれる ゆれる

   ゆれる ゆれる
   藻がゆらゆら水面でゆれる
   波がゆれる
   そして、
   わたしはこの街で
   あなたはあの街でゆれる

   二人が同じ池を見つめ
   同じものに近づく
   ゆれる何かを積み重ね
   同じものを捨て去る
   一瞬の夢の泡立ちに
   心が充たされ
   うれし涙に、ゆれる
   ゆれる ゆれる
   陽光が水面に沈むまでゆれる

  
170603_上野公園_02_s.jpg国立西洋美術館
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美樹館の庭園アート(ロダン)
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東京祭・フイリピン
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「自由な女神」
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完結する関係性・成田麻美子
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Inner Memory・加藤祐一
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とびたさ・城山みなみ
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東京国立博物館

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東京国立博物館の庭園の池
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東京国立博物館内の銅像「文官」
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東京都立美術館
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上野動物園・パンダ・リーリー
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シンシン(2014年03月31日撮影。
6月12日「シンシン」が無事出産・5年ぶりの赤ちゃん誕生。
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公園レストラン
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みどりのリズム
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posted by 森 すえ at 05:20| Comment(12) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます!
18歳のとき、上野駅に就職のため不安の中着いたのを思い出しながら拝見しました。
なんと「自由な女神」があるんですね!
そして「500年前の巨匠たちの想像力を目の当たりで観れる貴重な展覧会であった。」と、素晴らしい傑作「バベルの塔」驚異の描写はまさに至宝。と・・いいものを観賞されましたね。
また、6月12日「シンシン」が無事出産・5年ぶりの赤ちゃん誕生。で順調に育っているようでなによりです!
すーさんの若々しいお姿にびっくりしながら拝見しています!ヤッホー
そしてピザが美味しそう・・朝食前ですのでお腹が鳴ります!
芸術の上野を見せていただきありがとうございました!とても感動しました。よかった〜
Posted by ゼンタロウ at 2017年06月20日 07:19
ゼンタロウさま

早速にご覧くださってありがとうございます。感謝です。
18歳の時、上野駅に降り立たれたゼンタロウさんの思い出、お懐かしいことでしょう。東京にいる私には上野は近くですが、地方の方にとっては、それはそれは東京への第一歩の地ですよね。
はい、「自由な女神」なる女性の神様の像が立っておられます。私はアメリカのニューヨークで自由の女神を見ましたので感慨深いです。
「バベルの塔」の鑑賞も含め、上野では美術展がいろいろと開催されますので、こうしてご紹介できることがうれしいです。上野動物園のパンダ、すくすく成長してるようですから、、間もなくお披露目されるでしょう。また、是非、写真を撮りたいです。いつもご一緒に楽しんでくださってありがとうございます。
Posted by 森 すえ at 2017年06月20日 08:31
すーさん。 写真の中のすーさんは、楽しそうでそれに若いです。
私も楽しくなり気分が、10歳若くなった気がします😃
Posted by ねね at 2017年06月20日 19:00
ねねさま

おはようございます。ご覧くださってありがとうございます。
はい、友人とのデートはいつも楽しいです。で、嬉しくなり・・・若い気分です。ねねさんもお若いですね。お互いにこれからも元気でいましょうね。
Posted by 森 すえ at 2017年06月21日 05:02
「自由な女神」像、2011年の東日本大震災で被災後縁あって今は上野公園に設置されている様ですね。 設置者の村上愛佳さんが宮城県仙台市のご出身とか、「女神」:不思議なつながりの縁を感じます。
上野動物園のパンダの赤ちゃんスクスク育ってくれるのを祈っています。
傑作「バベルの塔」驚異の描写はまさに至宝の様ですね!!! 来月から大阪でも展示される様で見てみたいものです。御礼!
Posted by osamu at 2017年06月21日 14:16
梅雨の前の天気よい日の上野公園にいくつも見どころがあるんですね。「自由な女神」は震災で損傷したのでしょうか。ちょっと痛々しく感じます。ブリューゲルの「バベルの塔」は大きかったですか。感動を呼ぶ作品でしたか?パンダにも会えて、古くからのお友達と長時間ご一緒されて、ゆっくりお話できて楽しい一日を過ごされましたね。
Posted by ヒロキ at 2017年06月21日 16:46
osamuさま

ご覧くださってありがとうございます。
村上愛佳さんが自由な女神を作品として出品された良きアイデアに驚きましたが、ご縁があったのですね。素晴らしいことです。
間近で見上げるように拝見しますとさすがに大きいのですが、違和感もなく上野の森に溶け込んでおられる女神さまでした。
上野のパンダもすくすく育っていますので嬉しいことです。
そうですか、傑作「バベルの塔の展示が大阪でもあるんですね。壮大かつ緻密な描写がまさに至宝ですね。是非、ご覧くださいませね。
Posted by 森 すえ at 2017年06月21日 16:51
先輩、帰ってきました〜
こうして写真を見てみると、東京は広いし、日本にもいっぱいストーリーがあって、なんだか嬉しくなります。春からついこの間まで、日本から何人か、友人、知人が来てくれました。ポーランドを褒めてくれるのはとっても嬉しい反面、日本って、(まあ東京はちょっと特別かもしれませんが)そんな喧噪ばかりだっけ・・なんて思ったりもしていました。
ちゃうやん、ちゃんとあるある、って再確認です。「自由な女神」いいタイトルですね。女神はそう、自由なんですよね。パンダの無事出産、おめでとうございます。あんな小さい赤ちゃんがあんな大きなパンダになるなんて、なんて効率いい出産なんでしょう。人間の赤ちゃんもあんなサイズだったら・・なんて、考えてしまいました。
Posted by Kasia at 2017年06月21日 18:45
ヒロキさま

ご覧くださってありがとうございます。
上野公園をくまなく歩きますと、ほんといろいろと楽しめることにぶつかりますね。7月に入れば不忍の池にハスが開花。綺麗でしょうね!!
「自由な女神」は震災の津波で破損し、片足で立っていたようです。ほんと、痛々しく感じますね。紀行文に追加文を載せましたが、私は1973年にマンハッタンで輝く自由の女神に登っていますので、なおの事、不憫に思いました。
ブリューゲルの「バベルの塔」は壮大で大きかったですね。感動を呼ぶ作品かどうかは、観賞する人の感じ方で決まるのでしょうが、私には素晴らしい作品でした。そうそ、パンダにも会え、友人とも談笑できましたので楽しい一日でした。
Posted by 森 すえ at 2017年06月22日 13:35
kasiaさま

お帰りなさい!!お待ちしていましたよ。
私は2度、ポーランドに行きましたが、確かに情緒があり癒される雰囲気をいつも感じていました。特に、クリスマスイブ、控えめな光が街に川に反映する光景の美しさに絶句したのを覚えています。あなたの友人、知人がこられてポーランドを褒められるお気持ちも理解できます。
私が愛する渋谷の街はたしかに物音や人声がうるさく騒がしいとおもいますが、慣れもあるのでしょう、私には気になりません。物の捉え方は様々で喧噪と思えばそうだし、活気がある楽しい街と思えばそうなるのでしょうね。
パンダの赤ちゃん、本当に小さいですよね。小さい赤ちゃんが大きなパンダになるなんて、たしかに効率いい出産、人間の赤ちゃんもあのサイズだったら・・なんて、あなたの話に吹きだしてしまいました。(@;@)
Posted by 森 すえ at 2017年06月22日 13:48

森様にこのブログでご紹介頂いた『ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展』を大阪・中之島・国立国際美術館で鑑賞させて頂きました。
16世紀の時代に、この壮大かつ緻密な描写に圧倒されました。ご紹介、誠に有難うございました。
Posted by osamu at 2017年07月27日 16:56
osamuさま

富士山麓に滞在しておりましたので御無沙汰を致しておりました。
ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル「バベルの塔」展を大阪で鑑賞された由、良かったですね。喜んで頂きご紹介の甲斐がありました。
バベルの塔の壮大さにただ圧倒されるのみですよね。ご丁寧にコメントをしてくださって本当にありがとうございました。
Posted by 森 すえ at 2017年08月29日 14:25
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