2017年05月28日

オレゴンへの旅(その2)シーサイド水族館

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オレゴン滞在の3日目、フォート・クラットソップ砦 へ向かった。砦の歴史は独立後間もない時期、合衆国大統領ジェファーソンがルイス&クラーク探検隊に「大陸の分水嶺を越え太平洋に出よ」と命令をしたことから始まる。1805年11月、一行34名は出発から1年半の苦難の末、ロッキー山脈を越え太平洋にたどり着いたあと、コロンビア川の河口の地、アストリアで冬を越した。

ダグラス・ファーの森の中に砦を築き、この地の先住民の部族名にちなんで「フォート・クラットソップ」と名付ける。1805〜1806年の冬の4カ月間、アストリア周辺の地理を調べ、地図を作り、帰路の旅支度を整え、彼らが起居したところがフォート・クラットソップ砦だった。やがて砦は森の中で朽ち果てたが、1955年に往時の砦の姿に忠実に復元されて国定史跡に指定された。ビジター・センターを中心にルイス&クラーク探検隊の当時の様子が再現されているが、半世紀、このアメリカ建国史の貴重なモニュメントにはたくさんの人々が訪れている。私たちも二度訪れた。

今回はセンターでハイキング用の品々を購入したあとピクニックを楽しんだ。その後、娘と私は10キロのハイキングへと。二年前にハイキングをした時もカメラは持たなかったが、今回もNO。目線を何処へということもなく、自然にゆだねながらウオークに溶け込んだ。小川、丘、ジャングルの森林風景を見つめながら・・・10キロの終わりは草紅葉の草原だった。風車のまわりで草をかむ牛たち、水辺で群生するカナダガン。顔に白いラインが入り、頭と首が黒く体が茶色の羽で覆われた美しい雁を見た時、ややっ、写真を撮りたいな〜と無性に思ったが・・・。感動する光景にハイキングの醍醐味を実感した後、海岸を散策。静かに流れよる波の合間に貝殻がまぶしく光っていた。

翌日、アストリアでインド料理を堪能し、アートチック店で古い時計を眺めたりしながら散策を楽しんだ。翌日は雨。それではシーサイド水族館へ行って「津波フイッシュ」と再会しょうってことに。実は2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と、それに伴い発生したのが津波だった。その津波にさらわれたボートとみられる残骸(ざんがい)がオレゴンの西海岸で見つかり、船からは生きた魚が発見されたのだった。津波フイッシュと名づけられたその魚は、6400キロも離れた場所まで漂流を続けていたわけである。その後3年余り水族館で生きていたのだが・・・。

2014年の春、私たちはその生命力ある魚を水族館で見たのだった。あらゆるものの中を逞しく通り抜けてきた魚のパワーに驚きながら愛おしさに胸が詰まったのを覚えている。今回も津波フイッシュに会うためであったが、魚は2年ほど前に亡くなり、あのとき見つめた魚はもう遠い存在になっていた。5年ほど生きていた津波フイッシュは海へ向かってかえっていったのだろう。津波フイッシュの魂よ永遠なれ!七色の貝殻を君に贈るよ!

水族館には新しい歓喜を誘うカラフルな魚たちが泳いでいた。それぞれの生きものが生気づいていた。こじんまりとした水族館だが、人々の好奇の目線を海へと誘うような雰囲気を漂わせていた。ひと時の心地よさを感じながら海辺へと向かった。
       
         あなたも今、動く
     熱く感じたいから
     こころは風に吹かれゆく
     遠くで合図し続け、かの地で燃えるため
     魂を清めたいから
     こころは川にながれゆく
     停止することなく、青い海に混ざるため
     知ってみたいから
     こころは目覚めゆく
     祈りのなかで、やさしさを伝えるため

イラスト_0216_s.jpg170510_オレゴン旅行_059_s.jpg フォート・クラットソップ砦
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シーサイド水族館
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シーサイド水族館
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アザラシ
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2014年05月06日に撮影(津波フイッシュ)
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アストリアの町
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posted by 森 すえ at 14:02| Comment(10) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
水族館は行くことが無いから‥元気もらえました 
いつもうれしいコメントを有難うございました。
Posted by ちごゆり嘉子 at 2017年05月28日 11:53
ちごゆりさま

こんにちは、ご静養中、ようこそお越しくださいました。
旅先で水族館に出会った時、よく訪れています。
動物園、植物園もふくめ自然界で生きる生き物に親しみを覚えるからですが、本来は野性的に生きるのがいいのでしょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by 森 すえ at 2017年05月28日 13:08
フォート・クラットソップ砦とは・・一行34名は出発から1年半の苦難の末、ロッキー山脈を越え太平洋にたどり着いたあと、コロンビア川の河口の地、アストリアで冬を越した。とありましたが、先人の方たちの苦節の歴史のところなんですね!ロッキー山脈を超えての苦労が偲ばれます。
そして、海岸を散策。静かに流れよる波の合間に貝殻がまぶしく光っていた。に手が一瞬止まりました。なんて素敵な表現なんでしょう・・

2014年05月06日に撮影の津波フイッシュを拝見して、改めて当時を思い出しました。悲しい出来事で忘れることが出来ないのです。

ひと時の心地よさを感じながら海辺へと向かった。とありますが、とても素敵な波に心が和みました。
いつも癒されるページにありがとうございました!
次回も楽しみに待っています!




Posted by ゼンタロウ at 2017年05月28日 20:01
ロッキー山脈の下り、映像を想像して楽しかったです。 昔の人は凄いですね〜☺
10キロの道のり📷なしは、大賛成ですね〜  良かったです。

気持ちが和らいで楽しい時間を有難うございます。💞
Posted by ねね at 2017年05月28日 20:52
ゼンタロウさま

早速にお越しくださいましてありがとうございます。
そう、フォート・クラットソップ砦には歴史的ないわれがあります。探検隊が西部の海岸へと開拓精神で進んでアストリアにたどり着き、ォート・クラットソップ砦で冬越えをしています。次回の機会に、詳しく写真を掲載したいと思います
オレゴンの海岸は実に長く、灯台もたくさんあります。すべての海岸線は美しい曲線を描いているようですね。青い海、白い波、貝殻もまぶしく光る光景は日常には見かけられないのでうっとり致します。
2014年05月06日に撮影の津波フイッシは長きにわたり生きる生命力があったのですね。パワーのあるイシダイちゃんでした。

Posted by 森 すえ at 2017年05月29日 08:14
ねねさま

早速にお越しくださいましてありがとうございます。
アメリカには開拓精神を持ち合わせた精神力のある人が多いようです。
折に触れこの点にいつも感心いたしております。
ついつい弱音を吐く私にはまぶしく映りますが、日本人としての良さを交差しながら元気よく過ごしたいです。次回の旅も御一緒に楽しんでくださいね。
Posted by 森 すえ at 2017年05月29日 08:19
こんにちは !
2回目の「フォート・クラットソップ砦 」へ行って来られハイキングまで楽しまれたようで嬉しいことです。
この探検隊がまだ210年程前のこととか、広大なアメリカ大陸ならではのことで日本では考えられない素晴らしい話ですね。
今回も楽しい紀行文・詩 と 数々のお写真を有難うございました。
Posted by osamu at 2017年05月29日 16:21
osamuさま

早速にご覧くださってありがとうございます。
はい、オレゴンに行ったときはよくフォート・クラットソップ砦を訪れますが、その周辺の散策をしたり、ハイキングに出かけています。大自然がそのまま残されている中に切り開いたウオーキングコースが整備されていますので快適なハイキングができます。アメリカ大陸の歴史は開拓の歴史でもありますね。当時のアメリカ人の気骨がなみなみと現代にも受け継がれてるように感じます。毎回、お一緒に楽しんでくださってありがとうございます。
Posted by 森 すえ at 2017年05月29日 17:10
オレゴンのポートランドと札幌が同じくらいの緯度なんですね。新緑の森の樹木が生き生きとして生命感を感じます。ウォーキングのコースがいくつもあっていいですね。私は奥日光へ行ってきましたが、戦場ヶ原などは標高が高いため、まだ樹木の葉が出て居ませんでした。
森さんは水族館の魚の姿をうまくうつされますね。一匹一匹がよくわかります。津波フィッシュもきれいにうつされていますね。
Posted by ヒロキ at 2017年05月29日 17:44
ヒロキさま

ご覧くださってありがとうございます。
ポートランドと札幌は、ほぼ同緯度で風土が似通っていることなどから、1959年に姉妹都市提携を結んでいます。オレゴンの自然は本当に瑞々しく森の樹木も生き生きしていますね。奥日光の新緑はまだでしたか。シーサイド水族館では日本の水族館のように水槽で回流をしていませんので水も濁っているようです。なかなか鮮明には撮れませんが、一匹一匹と目線があうようにカメラをむけています(@、、)津波フィッシュ(イシダイ)は2014年5月に撮影したものです。
Posted by 森 すえ at 2017年05月30日 04:57
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