2016年08月07日

関東周辺をぐるり散策・しながわ水族館



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梅雨明けのある日、鎌倉の友人と「しながわ水族館」へ行った。 「この夏、しな水はミステリーに包まれる・・・。恐怖と幸運を呼ぶ?ふしぎな生き者たち〜」などとキャッチフレーズされたプロデュースの影響か?おおぜいの子どもたちで賑わっていた。

4つのカテゴリーに分かれたスポットが館内のいたるところに出現!「伝承」や「怪談」「恐怖」のスポットでゾクゾクッとしたあと、開運スポットで幸運をつかもう〜と家族ずれが右往左往。 いやはや、混雑で写真など楽しむ隙間がない。いつもは静かな館内をそぞろ歩きながらお魚ちゃんを見つめていたが、今日は子どもたちの後ろからそっと眺めるしかない。まあ、子どもたちが楽しんでいるのだからいい企画に違いない。このご時世、いろんなアイデアを施し、特徴ある水族館にしなければ人気もなくなり人でも少なくなる。さすればお魚ちゃんも寂しくなるかも・・・

さて、生きものの生命の歴史を振り返ると、かって大自然がそのまま残っていた頃、様々な生きものを育む森からは豊かな水が湧きだし、澄んだ水は、川の流れとなり、海へと注がれ、豊かな漁業資源を生みだしていた。が、人の手が加わり森の環境が悪化。今、多くの生物が絶滅の危機に瀕している・・・。

今一度、自然体を見直し、森を守り、再生し、多種多様な生き物が棲みつく環境を作り出し、後世に残すことにつなげようと、しながわ水族館も森の安全と再生をモットーに、いろんな面から訪問者へメッセ―ンを送つている。

「品川と海」の関係のルーツは江戸時代にさかのぼる。将軍家にシラウオ、クルマエビなどの鮮魚を納めるなど、品川は漁師の町として繁栄していた。 品川から羽田にかけては海苔の養殖が盛んに行われ、品質の良い海苔の特産地として有名であった。又、潮干狩りの楽しめる海岸も多く残されており、花見と共に人々の娯楽として庶民に親しまれてもきたが・・・

現在では海岸のほとんどに護岸工事がなされ、海上輸送の重要な基地と変化してしまった。昔のきれいな海も近代化し、便利になるにつれ汚染が進み、悪臭が漂う海になってしまった。が、コンクリートに囲まれた品川の海にもクロダイ、スズキ、ムラサキイガイなどの生きものが逞しく泳いでいるのは、環境改善に努めてきた自治体や企業が、工場排水の海洋投棄の規制、下水道や処理場の充実に力をいれ、環境改善に努められたおかげであり、近年、その成果が徐々に東京湾に現れている。

いとしい自然の生命をふりすてることなく、私たちも海を汚さないように心がけ、昔のような美しい自然を取り戻せるように努力していかねばならない。そう、海での生きものの生命は、私たちの生命へ、生命へと立ち帰ってゆくと思うから・・・

水族館の最寄り駅は「大森海岸」。「昔はこのあたりまで海岸が広がり、海苔の養殖が盛んだったんだよ〜」と友人がつぶやいた。なるほど、なるほど。友人の話は東京湾の古の香りがした。

梅雨が明けても、その日の午前中、なお雨が降り、天気も思わしくなかったが、ランチタイムを過ごした後、晴れ間が広がっていた。水族館前を走る川に沿って散策をした。写真を楽しみながらそぞろ歩いた後、大森海岸駅へとバックし帰路についた。
「 ホント、楽しかったね。次は横浜・八景水族館へ行こう〜、私が案内するから。」と友人が言った。海と島と生きもののテーマパークに夢を感じ、私はOKと即答。うおぉ〜いいなぁ〜。楽しみ楽しみ〜!

     別れを水辺で

    水辺の思い出が揺れ
    楽しんだひとときも揺れ
    二人は水族館の外へ・・・
    私、品川駅へ向かいます
    私は、横浜駅と友人が微笑む。

    爽やかな風が満ちるホーム
    友人の手が揺れ
    私の手も大きく揺れ
    それぞれの電車がすれ違う瞬間
    次の夢が急に輝きだす

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しながわ水族館

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ドジョウ

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潜水服の女性と魚が戯れる

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竜のおとしご

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2016年08月04日

富士山麓周辺をぐるり散策・武田乃郷へ

 

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梅雨の晴れ間、時間があればよく樹海に出かけ、マイナスイオンが充満する樹々の間をぬって歩く5キロ、はたまは10キロコースに軽快な時を過ごした。

樹々や苔など緑の海で花を見つけるのは難しいが、周辺には月見草、タンポポ、紫陽花などが夏風にのって揺れていた。カチカチ山で咲く紫陽花も優雅で美しかったが、樹海周辺で見る紫陽花にも素朴な輝きがあった。青紫の花びらが白く、ひとつとして同じ色ではない・・・この不思議。湖畔の青さに似た紫陽花、 真っ赤な夕日に似た紫陽花、この花も神が生み出した天地万物の一つで、 自分も紫陽花と同じ自然の一部と思うと、静かに、花を愛でる習わしのように、紫陽花と眼差しをかわしてみたくなる。

今日は野鳥の森公園までウオークしょう〜と、大地の懐に抱かれながら樹々の渦の中に溶け込むと、なんとまあ、キノコがにょきにょき生えている。ゆれる一光に出会い、感嘆するひと時を樹海で今、巡りあっている。見つけた!うぉぉいいぞ〜!
2600mのウオークの後、 野鳥の森公園に着くと、子どもたちの元気な声が響いていた。カフェーで一杯のコーヒーを、おかみさんとおしゃべりしながら味わう。そして、再び樹海の森へと分け入り「風穴」へと。溶岩でくぼみが形づく道は歩きにくいが、靴そこに感じるごつごつ感が何ともはや気持ちよい。

富士山麓に滞在中の最大の楽しみは、やはり村の温泉で地元の方と話ながらまったりすることだが、木曜は休館日。そこでたいがい山越えをして甲府方面へと向かう。その日、韮崎にある武田乃郷にある天然かけ流しの「白山温泉」へ行った。この温泉は昨年、ノーベル賞を受賞された大村博士がつくられた温泉であるが、私は昨年7月末にすでに訪れていた。絵画あり、陶器ありの芸術の雰囲気が漂うロビーに新鮮な印象を抱いた。

大村智博士は、土壌の中の微生物が作りだす有用な化学物を見つける研究を続け、1979年に寄生虫に効果のある「エバーメクチン」を発見される。そしてこの物質から熱帯地方で流行している感染症の特効薬などを開発し、年間3億人を病魔から救うなど、人類の健康と福祉の増進に貢献された。私は博士の業績に心から敬服しつつ、博士の人生感からお人柄、生き方にも敬意を払っている。

大村博士の人生の心得七ヶ条によると、
1. 歴史を学び、それを基にして未来を見つめる。
1. 何事も人のまねをしない。
1. 自分が、世の中の人々の為に何ができるかを優先し厭(いと)わず行動する。
1.  役目に着いた折には、自身の能力をもって、全力をつくす。
1.  リーダーとなった時は、「君主は器ならづ」と考え、そこに集まる人々の個性を最大限に引き出す。        
1. 「一期一会」と「恕(じょ)」の心を大切にする。
1. 佳き人生は日々の丹精にある。

白山温泉にまったりしながら土地の人との一期一会の会話を楽しんだ。そして同じ敷地内にある「そば処」で「アサリ冷やしうどん」を頂き、 お隣にある「韮崎大村美術館」へ。 大村博士が40年間にわたり集められた絵画や、陶磁器などの美術品を鑑賞したが、すべて個性的で惹かれる作品であった。優れた美術品は、本来は個人だけで楽しむのではなく、人類すべての共有財産と、平成20年に韮崎市に寄贈されている。

白山温泉の露天風呂から八ヶ岳、 茅ヶ岳の雄姿と、夜にきらめく韮崎市の夜景が眺望できるが、何よりもナトリウム、塩化物、炭酸水素の弱アルカリ性の湯につかり、神経痛、関節痛、五十肩などの筋肉・関節疾病や冷え性、疲労回復に何より効果があるとされる泉質が嬉しい。その日も、薄緑色の湯に浸かろうと地元の方々や大学生のグループがやってきていた。

白山温泉、そば処、美術館を巡ったあと、ほんの近くにある大村博士のご自宅と当時の面影を残す生家にも回ってみた。静寂な地に二軒が道を挟んで佇んでいた。田園風景に溶け込むそれぞれの家が青色に輝き、新しい風、新しい時を受け入れているようだった。その後、武田八幡宮、国史跡に指定されている白山城跡、願成寺などの遺跡巡りを楽しんだ。

         

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風穴

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野鳥の森広場

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カフェー

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韮崎の風景

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白山温泉

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白山温泉館内

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大村美術館

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大村博士のご自宅

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大村博士の生家

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武田八幡宮

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願成寺

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2016年08月02日

富士山麓をぐるり散策・カチカチ山〜河口湖周辺

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7月中旬〜10日あまり、私は富士山麓の小屋に滞在した。梅雨の「存在」はやはり天気に大いに影響し、雨日が多かった。が、暗雲の晴れ間にこぼれる光は、富士山頂の顔をのぞかせる瞬間にみちることもあったり、朝焼けのひときわ映える時もあった。そんな嬉しい光を見つめると、わくわく感が私の脳を突き抜け、魂の開放をいざなう大自然の風にさらされよう〜と森に入ったり、山へ登ったり・・・

ある朝、カチカチ山(天上山)へまっしぐら。紫陽花の山として有名なカチカチ山の山麓に紫陽花がほころんでいる。瑞々しい花びらに涼やかな風が流れる散策路をゆっくり登る爽快感や、山頂にたどり着き、秀麗の富士山に出会った幸福感は言葉では表せない。青い空、限りなく透明に近い河口湖の青さにしばし見とれつつ、最大の喜びは何といっても「たぬき団子」を頂くことと、パクッ。うぃぃ〜最高の気分!!

滞在中、必ず訪れる「河口浅間(あさま)神社」にも出かけた。国宝級の大鳥居をくぐり、神社の歴史を物語る七本の杉の木を仰ぎ、長い年月の間に風雪を耐えた巨木の摩訶不思議な生命力に圧倒される。河口浅間神社は、平安時代の貞観6年(864)に発生した富士山の噴火の鎮火のため、翌7年(865)に造られたとされ、中世以後は鎌倉街道を通じて、富士山に集う道者が寄宿する集落を支え続けてきた。

神社の裏山に流れる寺川の上流に「母の白滝」と「母の白滝神社」がある。滝の音が響く静寂地で、清らかな滝の飛沫をあびながら、清純な思いが静かに燃え、あふれ、流川とともに流れゆくのを感じる。

翌日。富士山麓の中腹に祀られているパワーの神様「新屋山奥宮」にでかけたが、神社は移動していた。あれ、神様が移動されたの?って複雑な思いで地元の方のお話を聞くと、神様は「浅間(あさま)神社」に戻られたという。「新屋山奥宮」は浅間神社の元祖で同じ神様らしい。うぇぇ〜、私は同じ神様をそれぞれ仰いでいたってことになるが、なんだか深い縁で結ばれてると思うと嬉しかった。が、もともと生命のなかにおられる神様は皆同じなのかもしれない。

富士山麓には浅間神社がたくさんあるのでわかりにくいが、各神社はそれぞれ独立しているらしい。私がよくお参りする「河口浅間神社」は「かわぐちあさまじんじゃ」と呼ばれると宮司さんからお聞きした。 富士山北口にある「北口本宮富士浅間神社」は「きたぐちもとみやふじせんげんじんじゃ」と呼ばれ、境内に富士登山口登山の出発地点があることから、登山者もになじみ深い神社としてつとに有名。その日も私は、浅間神社の富士山の鳥居をくぐって深呼吸をした。

こうして晴れ間を見つけては河口湖周辺で散策を楽しんだり、レストラン「イエスタディ」で至福時を過ごしたり。そう、晴れのささやきを聞くと、散策時の鐘が鳴ったとばかり、まるで小鳥が飛び立つように、自然の中へ舞っていった・・・。

           山麓で

     祈りに包まれた輝く大地
     夏風にのって今、目の前に富士山
     雄大な優しさは大人の香り
     熱い風に吹かれる山麓で
     照る土の懐に抱かれ
     私はときめく渦の中に溶け込む

     遠くに来た喜びと哀しみ・・・
     疲れた胸は開かれ
     ゆれる一光に出会ったこの瞬間
     懐かしい夢を呼びさまし
     忘れていた幸せを呼び戻す

     泣き笑い人生の繰り返しも
     ほろ苦きあまたの情に包まれ
     美しきものに触れる喜び
     感嘆するひと時を
     今、山麓で巡りあっている

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カチカチ山

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山頂の土産店

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河口浅間(あさま)神社の大鳥居

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河口浅間神社の本殿

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母の白滝から

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母の白滝

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北口本宮富士浅間神社(きたぐちもとみやふじせんげんじんじゃ)

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北口本宮富士浅間神社

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河口湖周辺

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レストラン・イエスタデー(若鳥の香草焼き)

posted by 森 すえ at 05:12| Comment(8) | TrackBack(0) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする