2015年09月30日

北海道の旅(その4)釧路湿原〜帯広・紫竹ガーデンへ

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車窓からタンチョウやエゾシカ、キタキツネを探しながら釧路湿原へと向かう。なかなか見つけられないタンチョウらしいが、25羽以上に出合い、エゾシカ、キタキツネもよく見かけた。ガイドさんも「熊、馬、牛も含め、こんなにも動物に出会えるのは珍しい、ラッキですね」と。まるで天使たちがやさしく、空で、動物に合図をしてるかのよう〜。ヤッホー!釧路湿原に到着!!

釧路湿原は釧路川とその支流を抱く広大な湿原で、湿原の広さは日本最大。タンチョウなどの水鳥をはじめ、多くの野生生物の貴重な生息地となっている。1980年、この湿原の価値が国際的に認められ、釧路湿原は日本で最初のラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)の登録湿地となり、7年後には釧路湿原国立公園として指定される。国立公園の面積は28,788ha。そのうちラムサール条約登録湿地は7,863ha。

釧路湿原を電車「ノロッコ号」で観察することに。のろのろ走るからノロッコ号。広い窓から雄大な湿原をゆっくり眺めながら走る。景色を楽しむために、特別仕上げの展望車にいろいろな工夫もされているが、最大の特徴は、見どころポイントで減速。
そう、ゆっくり景色を眺められること。走行区間によっては普通電車と大差ない時速だが、見どころスポットでは、人が歩くぐらいの速度まで減速する・・・ノロノロ・・・。

・・・と言うわけで、塘路(とうろ)駅から弁当を持ち込み乗車。景色を眺めながらの昼食って楽しそう〜と小躍りするが、スピードがのろのろや速い時が混ざっているため、箸を置いたり、持ったり。景色を観たり撮ったりするので、立ったり、座ったりと忙しい。が「豚丼」も風景もばっちり楽しんだ。列車は大きく蛇行する釧路川にぴったりと沿うように進み、釧路川と新釧路川が分かれる岩保木地区で日水門と新水門を通過。急に広い川空間が輝きだし、やがて家がぽつぽつ見えだした。

約6000年前、このあたりは海だったが、海退が進んで湿原地と生まれた変わった。そこに敷かれた一本の線路。車窓いっぱいに広がる釧路川の蛇行や湿原の様子など、車では見れない貴重な森と水の楽園で心も癒される。市街地が近づき、鉄橋で釧路川を渡り釧路駅で下車。釧路から帯広へ向かい「紫竹(しちく)ガーデン」へ。

紫竹ガーデンは紫竹昭葉(しちくあきよ)さんが開拓された。15000 坪のお花畑には、季節を通して咲く約2500 種の花々や、シラカンバ、ホオノキなど北海道の雑木が育つ。150m の宿根ボーダーガーデン、クレマチスの 小径、白い花を集めたホワイトガーデン、ロックガーデン、森の中のシェードガーデン、ハーブガーデン、野の花が咲くメドウガーデンなどで構成されている。

ガーデンの周りは麦畑やジャガイモ畑などの十勝平野の広大な風景が広がり、遠景に日高山脈が見える。  陽も傾き始めた午後4時の花畑は、やや赤らんでいたが、心地よさと開放感を味うには十分な時間帯であった。

紫竹昭葉さんの開拓歴史の始まりは、今から24 年前、当時63 歳の時のこと。紫竹昭葉さんのお話によると、「健康に恵まれていた私は、これから少なくとも平均寿命までは元気で暮らせるだろう。まだ四半世紀、私には残されている」と思われ、「これからの人生、自分は何をしたいかということを、自分の心に問いかけ、子供のころに遊んだ、野の花が咲く野原のような風景を作りたい。」という思いに至られたそう。

当時、そこには、数本の樹々と、小さな家が立っていただけ。今は大きく育って遠くからみると森のようなガーデンの樹々も、紫竹昭葉さんの手で植えられたが、「花を見るだけでなく、心地よい風を感じたり、小鳥のさえずりに耳を傾けたり、椅子に座ってゆっくり、のんびりと、素敵な気持ちいい時間を過ごしてほしい」とメッセージされる。

9 月の花として、リンドウ、ハナトラノオ、スピードリオン、ユーゼンギク、サワギキョウ、ミヤギノハギ、オミナエシ、トリカブト、シュウメイギク、ユーパトリュウム、シオン、ムラサキシキブ・・・風情あるガーデンに咲き乱れていた。

帯広空港から飛行機が飛び立つ前、幸福駅に立ち寄る。ドライバー、ガイド、添乗員の皆様の暖かいお気持ちで回り道ができたのだった。幸福駅で感無量。いかにこの旅が幸福で、愛に包まれていたかを物語っているような道草だった。ありがとう!!

        愛されると・・  


     人は深い愛で包まれると
     強くなれる
     強い愛は歓喜を呼び
     優しい顔と幸せの羽に包まれる

     どんなに恵まれても
     人は愛なしで強くはなれない
     生きられない
     冷たい空気の中では身も凍る

     不安を抱える毎日でも
     愛されると強くなれる
     たくさんの人からの愛を感じたら
     眩しい太陽にも顔が向く

     弱い私が前向きに生きられるのは
     たくさんの愛のおかげ
     受けた愛を返すとき
     今がそのときと胸がつまる
     祈りをこめ優しさの返礼を贈ろう

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タンチョウ

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ノロッコ号の塘路駅(とうろえき)

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豚丼

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日水門と新水門

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釧路川を渡り釧路駅へ

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十勝平野

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紫竹ガーデン

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2015年09月26日

北海道の旅(その3)阿寒湖〜摩周湖

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知床半島を浮かべるとき、いつも思いだす歌「知床旅情」。
・・・知床の岬に はまなすの咲くころ、思い出しておくれ 俺たちのことを、飲んで騒いで 丘にのぼれば 遥(はる)か国後(くなしり)に 白夜(びゃくや)は明ける・・・そう、加藤登紀子さんが歌われてるこの歌を、25年前、私は知床岬で歌った。今は亡き義母のあえての願いで、私はバスの中で歌った。義母との最後の旅はこの歌で閉じたのだったが、懐かしい。今も義母を愛おしく思う気持ちは変わらないが、すべては遠いことになった。

二日目の宿は阿寒湖温泉。阿寒湖温泉の歴史は古く、1858 年にアイヌ民族学者・松浦武四郎がこの地を踏査した際、既に先住民族であるアイヌの人々が利用していたそう。阿寒湖には特別天然記念物のマリモが自生するが、遊覧船のりばを中心に温泉街が広がり、日本百名山として有名な雄阿寒岳が雄雄しく鎮座。

翌朝の5時、阿寒湖の南岸にある自然探勝路へと。少し赤みがかる雄阿寒岳を眺めなが進むと、湖のこみち(1.5km)と森のこみち(1.2km)の分かれ道に差し掛かる。行きは森のこみちへと分け入り、ボッケなどの火山現象・森・湖など変化にとんだ自然を探勝することに。薄明りのなかと松浦武四郎の石碑を見やりながら進むと、ヤッホー!「ボッケ」にたどり着いた。「ボッケ」とは、アイヌ語で「煮え立つ」という意味で、火山活動により発生した硫黄ガスや水蒸気が熱い泥とともに噴出している泥火山。うぉぉ〜泥がぶくぶくと煮えたってるよ〜!!

陽が射し始めた湖岸から雄阿寒岳を眺める。以前は活火山ではないとされていたが、過去1万年以内に噴火していたことが判明し、2011年6月7日に活火山に選定された。水辺で癒されたあと、湖のこみちでミズヒキ、エゾトリカブト、ヒメイチゲなどを見やり、足湯を楽しんだり、コスモスに微笑んだりと、阿寒湖の大気の中には輝かせるものがいっぱい。さあ、朝食の時間だ!!

出発までまだ少し時間があるので、温泉街に接して道内最大級のアイヌコタンへ。ここでアイヌの伝統芸能を間近で楽しむことができるが、前回の旅で鑑賞済みだったのでパスし、記念写真をパチリパチリ・・・いいねこのひと時も。

さあ、霧の摩周湖へ行こう!!地上に残された最後の聖域とされる摩周湖にドキドキしながらたどり着く。霧がかかり・・・湖が見えるか、見えないか!おぉぉ〜、くっきりばっちり見える〜!
湖面は海抜351m、周囲約20km、面積19.2 平方キロメートル、最深211.4mの世界一級の透明度を誇るカルデラ湖。周囲は300〜400mの絶壁に囲まれ、その斜度は平均45 度もあり、摩周湖ほど険しい湖岸は他にはないらしい。

「霧の摩周湖」と呼ばれ、注ぎ込む川も流れ出る川もないのに水位はいつも変わらない不思議、いつも霧に包まれ姿を見せない不思議。ふと千変万化のごとく美しく神秘的な姿を現す不思議。不純物をほとんど含まない聖なる水が作り出す不思議。藍を流したかのような深い青は「摩周ブルー」といわれ、美しさと純真な水をたたえる摩周湖は、私にはただ不思議な湖としか言い表せない。

摩周湖にまつわる話も多々あるが、旅人の私には「霧の摩周湖」の歌のようでいい。 長い年月の時が巡り、今、摩周湖を見つめながら、夢を見る思いができるのなら、誰しもの瞳が輝きだすなら、この瞬間、摩周湖の女神に感謝しよう。

        神秘なる湖

     かって眺めたのは霧の摩周湖だった
      9月の今、その瞼の影は消され
     美しさと純真な水をたたえる湖へと
     神秘な水は湖面へと落ち・・・
     命の水は語らいのなかで生き
     私たちの中で成長し魂となりゆく

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雄阿寒岳

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森の小道

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エゾトリカブト

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ボッケ

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湖の小道

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アイヌコタン

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摩周湖

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摩周岳

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2015年09月22日

北海道の旅(その2)知床半島へ

_0374広大な玉ねぎ、ジャガイモ、麦畑をみやりながら、旭川と網走を繋ぐ国道39 号線 を走り「北の森ガーデン」へ。土産物やレストランが並ぶ休憩スポットでひと時を過ごし、バスは今夜の宿の「おんねゆ温泉」へまっしぐら。

阿寒、大雪、知床の3 国立公園に囲まれた「おんねゆ温泉郷」の開湯は明治32 年。源泉100%掛け流しの「おんねゆ温泉」は単純硫黄温泉で美肌の湯として愛され、名前の由来はオンネ(アイヌ語)で大きなお湯という言葉から。ミネラル成分を多く含む麦飯石湯、カバノアナタケ湯などで肌もつるつる。さあ、いい湯でまったりし、オホーツクの海の幸を堪能しょう〜。

翌朝、網走へと。網走刑務所のレンガ塀を通り「流氷街道網走」でストップ。展望台からオホーツクの海を眺めながら、3年前にこの港から船に乗り、流氷を見たのを思い出す。海岸に押し寄せる流氷のすさまじさ、美しさ、迫力を目の前にし感動したもの。当時、一番見たかった冬の風物も、時の移り変わりとともにいつしか一番遠い光景になっていたが、流氷のきしむ音が、今、再び風景の中の一部に同化され、切なくも一番近い時の思い出へ。
ああ、あの時も幸運に恵まれ晴天だった!

さあ、観光船に乗り、知床半島の観察をしょう〜。だが、私たちが乗りこむ小型船の出発時刻までの時間調整が必要のよう。そこで、遠音別川をさかのぼる鮭を見に、また、エゾ松が群生するところとされるオシンコシンの滝へと回る。

時が来た!ウトロ港からは知床岬までの観光船で知床の壮大な風景を眺めよう。そう、鮭を追うヒグマやカモメやオジロワシと出会えるかも。陸からは決して見る事の出来ない様々な奇岩と滝・・・なども。世界自然遺産知床の自然形態の観察や動物探しは、やはり迫力満点の小型船に乗り込むのがベスト。

断崖絶壁を見つめなら船は飛沫を上げながら進む。「クンネポール黒い穴」が見える。長い年月、流氷による浸食を受けてできた約直径20mの黒い巨穴で、自然の驚異とも言われダイナミックな景観と藍色の美しい海とのコントラストが素晴らしい。

「カムイワッカの滝が見える。神の水を意味するこの滝は、活火山である硫黄山から湧き出る温泉が川に流れ込む滝で、滝壺は天然の露天風呂。 「男の涙」と呼ばれる滝が見える。岩場から海にそのまま落ち込んでいる。ごらん!ヒグマが海岸線を歩いているよ。鮭をみつけようとうろうろ。あれ、あそこの川にもヒグマがのそのそ。あれ、熊の近くに親子鹿が走り回っている・・・・。 何とも神秘的な断崖光景だった。

知床の自然をたっぷり観察した後、知床五湖を眺めようと高架木道を歩く。高架木道は全長約800m。湖に映る知床連山や遙かに広がるオホーツク海など、知床五湖の魅力を気軽に体験。こうして知床の魅力を海、陸からたつぷり味わったのである。

         知床半島

     知床半島に行きました
       美しい渓谷があるのを知りました
     岩壁にこびりついた緑の木が茂り
    くねった太い滝が海へと流れ落ち
    海岸沿いの色が黄色く染まっていました。

               かもめの鳴き声が橋向こうへと
               ざわつきながら消えました
               ヒグマがうろうろ・・・
               浅瀬に沈む鮭にダッシュしました
               海岸線の光と熊が複雑に交差しました。

               私は一瞬の激しさ、静けさを見つめました 
               海と山のはざ間の渓谷で
               自然がたっぷり残る半島に
               人の手入れで生き延びる植物はなく
               自生の生き物が力強く弾んでいました

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おんねゆ温泉

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流氷街道網走で

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遠音別川

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川をさかのぼる鮭

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オシンコシンの滝

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ウトロ港150915__0799_s

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男の涙

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クンネポール黒い穴

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カムイワッカの滝

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高架木道

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2015年09月19日

北海道への旅(その1)大雪山国立公園と旭岳

   

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北海道の知床半島方面への旅に出かける。今回はツアー旅行だからと何かと準備も手抜き。予定表をしっかりみないまま出発日が近づいた。どれどれ、うわぉ〜ハードなコースだ!! それに、二つの台風の影響もあり雨日がだらだら続き気分もやや消沈。いや天気でくじけては先が思いやられると気分を盛り上げGOー。

当日の早朝、4時40分に家を出て羽田から千歳空港へ向かう。無事到着。札幌は何とか晴れ模様。やれやれとバスに乗りこみ大雪山の旭岳へ。北海道の風景はやはりスケールが違う。恍惚として、遠いかの地に目をやりながら、アメリカの雄大さと重ね合わせニッコリ。

大雪山は北海道の最高峰の旭岳(2,291m)をはじめ、20 連峰におよぶ標高2,000m 級の 山々の総称。大雪山国立公園はその山岳を中心とした原始性の豊かな公園で、面積は226,764 ヘクタール。アイヌの人々は大雪山を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼び敬う。
「富士山に登って山岳の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大きさを語れ」と有名な言葉があるが、その雄大さは見事である。 山頂付近の夏、多彩な高山植物の花畑が広がり、その種類は約360 種類。ヒグマやエゾシカ、キタキツネ、エゾシマリスやクロテンなど23 種が生息し、鳥類ではクマゲラ・シマフクロウ・オオワシ、オジロワシなども含め、140 種が生息しているといわれる。

さあ、旭岳ロープウェイで標高1600mの高山帯に足を踏み入れよう〜。目も覚めるような色彩風景のページが折り重なりながらめくられてゆく・・・。終着駅である「姿見駅」を降りると、高山植物が咲き乱れるお花畑が広がり、真っ正面に大雪山の主峰旭岳(2,291m)がバチッと姿を現している。

おお、この素晴らしき光景、夢なら覚めないでと小躍りしながら夫婦池、姿見の池などを巡りながらハイキング。美しい水をたたえるこれらの池は、すべて噴火口で、火山活動時には、真っ赤なマグマが火口から流れ出し、人々を寄せ付けない場所だった。その後、噴火のなくなった火口には、雨や雪で水がたまり、現在のような姿になったと知る。

夏には大雪山固有の高山植物が数多く咲き、そして今、エゾオヤマリンドウ、咲き終わったチングルマが綿毛が揺れる姿に美しい秋を見つける。そう、旭岳では秋が始まり真っ赤なジュータンを敷き詰めたような紅葉が随所に見られる。
裾合平と高山植物を眺めながら心の和らぎ、今の幸福をいっぱい感じる。かけがえの無い時、今は今であり未来の今ではない。無論過去のために今は無い。だが、この幸福は過去から繋がっており未来へとつながってる・・・・.

おお、こんなに幸せを今感じるなら、この感情が未来につながるに違いない。 ふと、数日前の土砂降りの雨日を思い出し、今日の秋晴れのめぐり合わせに感無量。そう「恵みはぐるりと回る」で、晴れも雨も嵐も巡り巡っていく。幸せな気持ちも複雑に巡っていく・・・この胸で心の夢で明日へと巡っていく・・・。
ヤッホ!!やっと旭岳の噴気孔の煙に包まれたよ〜!!

                 恵みはぐるりと回る

     雨が町に降り注ぐ
     槍がふるような勢い
     窓に叩きつける斜め雨
     遠くから近くから雨が舞う
     ベランダを超えた雨が部屋に

     雷が鳴っている
     雷が頭上に落ちてくる
     明かりが不安定に揺れる
     雷が音響となり部屋に響く

     風が吹いている
     渦巻きながら吹いている
     複雑な光景は町の中
     雨風で薄暗い午後
     ずぶ濡れで歩く人
     水しぶきをあげる車の鈍い音
     交差点の雑音は最高潮
     窓辺で私はそれを見る

     地平線に目をやる
      灰色の町に地平線はない
     嘆くことはない
     明日は赤い夕日が西の空に
     天地の恵みはぐるりと回る

     空が少し明るくなる
     空が少し透明になる
     雲が途切れ空が見える
     嵐は去りて湿気を残す
     ぐるりまわる変化は窓の外

     明日を待とう
     輝く夕日は必ず天空に
     地平線に沈まぬうちに見よう
     涼しい風に吹かれながら見よう
     天地の恵みはぐるりと回る  

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砂川ハイランドで休憩

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旭岳

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旭岳

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エゾオヤマリンドウ

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シラタマノキ(実)

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チングルマ(綿毛)

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すり鉢池

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満月池

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鏡池

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夫婦池

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噴気孔

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