2014年08月31日

富士山麓をぐるり散策(その1)カチカチ山のアジサイ



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富士山麓には山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の五湖があり、それぞれが山で囲まれている。私はぞの一つの河口湖からカチカチ山(天上山)へ登ることが多い。天上山は標高1075m。太宰治が小説「御伽草子」に収めた「カチカチ山」の舞台となった山で有名だが、頂から優雅な富士山が臨められ、まさしく富士山と話そう〜って気分になれる。そう、眺望、空気、エネルギーがとてもよく、癒やしと運動には最適って感じ。
日本人が愛する富士山は、登るだけではなく眺める山として、より幅広い楽しみ方ができるが、ここカチカチ山からの眺めもなかなか良い。

又、カチカチ山には斜面に植えられた10万本の紫陽花の花が一斉に咲くが、見頃は7月中旬から8月上旬まで。夏の終わりの今、そう期待できないが、それでも澄んだ空気の下、淡い色合いの紫陽花がちらちら斜面や、私たちの足もとで微笑んでいる。秋へ移ろう風景の中で、満開期の過ぎてゆくのを知らすがごとく、紫陽花はそっと薔薇色を解き、褪せてゆく・・・静かに美しく・・・

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カチカチ山団子を手に

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楽しいひと時

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(次回の更新は9月3日の予定です)



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2014年08月17日

涼を求めて(その3)清里ハイランドパーク

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夏の暑い日、二年前に訪れた「清里ハイランドパーク」を思い出す。・・・ユリ、コスモス、アサマフウロなどの山野草の愛らしさが忘れがたく、花の微笑みに引き寄せられるのを感じる。そうだ!今一度、八ヶ岳高原へ行こう〜。さあ、GO-!

7時30分に小屋を出発し、9時過ぎ「清里ハイランドパーク」に到着。意外に早く着いたと深呼吸しながら車から降り立つと、視界が急にばら色に輝きだす。リフトで頂きに上らないと花々は見えないが、青空が香りをやさしく受け止め放っているのだろう〜。

八ヶ岳(標高1000m以上)が花の宝庫とされるのは、清涼な空気と清い水に恵まれ、日当たり良く、日照時間も長いので、昼間は温度が上がっても、朝晩はぐんと冷え込む。この温度差が植物を健康的にしているが、年間降水量も少ないこともあり、植物が壊されることなくすくすく育つ。これが綺麗な花園の秘密。

ハイランドパークでは、2本のリフトが運航されている。先ず、短い方のパノラマリフトに乗りコスモス畑へひとっ飛び。そう、まるでお花畑の空を飛ぶ椅子って感じなんだが、降り立つとなんだか雰囲気が寂しい。あれれ、前回はユリに混じって、ノアザミ、カラマツソウ・・・奥地にノハナショウブ、クガイソウなどがいっぱいの草原だった。今年はどうしたのかな??早速、担当の方にお聞きすると、今年は大群の鹿が球根を全部食い尽くしてしまったとか。えぇっ、薔薇色風景を鹿がとったの?それは残念。だが、追いやられた鹿も生きるのに必死。恐れもなく野草の中に分け入り、花の深い生命に目を向けたのだろう・・・

・・というわけで、一つ目の花畑では花に触れることできなかったが、八ヶ岳の大自然の中でいることは間違いない。花はなくても豊かな植生があり、時たま珍しい植物にであうこともある。まあ、一回りしょう〜。
柔らかな緑風が吹きぬけるカフェーで一杯のコーヒ。下山は自然の変化を楽しみながらウオーキング。鳥の鳴声を聞きながら「冒険の小道」から「せせらぎの小道」を通り抜け「美しの池」へ。八ヶ岳には数多くの湧水があり、随所に湿地帯や小さな流れが生み出すせせらぎがある。

次に長い方のパノラマリフトに乗り、標高1900mの頂へ。これも、天空の空飛ぶ椅子って感じ。爽やかな風が吹く山頂には、ワレモコ、マツムシソウ、ヤマギラン、エーデルワイスの花々に、蝶やトンボがとまる明るい光景に嬉しくなる。ラッキー!ここは大丈夫、花が咲いている。生き物を愛でるっていいね〜。山頂小屋やから見渡すと、夏をアクティブに過ごそうと観光客がぞくぞくやってきて楽しげ。そう、ここには涼しさと、自然のやさしさがある。

山小屋から「賽の河原(さいのかわら)」へ向かうと、富士山、三ツ頭、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳が見渡せる。
ヤッホー!!景観良し、雰囲気良し!心の向くまま、あちらこちらに寄り道をしながら夢中でシャッターを切る。

帰路に着く。道の駅・小渕沢で新鮮野菜を求め、しばし休憩後、次なる寄り道先の八ヶ岳リゾートアウトレッドへ。“自然調和型”のショッピングコートとして、約70ショップが勢ぞろい。こんな山間で買い物をするの?って以外に思えたが、自然の中でゆったり買い物を愉しむのも乙かも、なんて言いながら、シンプルでおしゃれなジーパンをゲット。うわぉ〜似合うぅぅ?!

早朝からのお出かけだったが、八ヶ岳の夏の花々を愛で、寄り道で変わり行く山村風景に、ばったり出会った動物君に、目を丸くしながらも新鮮さを感じた一日だった・・・。

 

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せせらぎの小道

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美しの池

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ウツボソウ

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アサマフウロ

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ハクサンフウロ

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マツムシソウ

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ワレモコウ&キタテハ

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クガイソウ

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ヒヨドリバナ

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ヤマオダマキ

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ノアザミ

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クガイソウ&シモツケソウ

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トリアンショウマ

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クサレダマ

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ヒヨドリバナ

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ヒヨドリバナ&アサギマダラ

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エーデルワイス

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ノコギリソウ

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ナデシコ

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キキヨウ

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賽の河原から阿弥陀岳を臨む

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赤岳

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2014年08月15日

涼を求めて(その2)河口湖・湖上祭

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富士河口湖町は河口湖、西湖、精進湖、本栖湖の4つの湖に貴重な原生林を誇る青木ヶ原樹海など、雄大な大自然を有するエリアであるが、昨年6月に「富士山の世界遺産登録」が決定されたことで、地域にさらなる喜び、誇りをもたらし「住んでよし、訪れてよし」の地域づくりにも熱がこもる。
伝統ある「河口湖湖上祭」も本年98回目。河口湖ならではの創意工夫したプログラムで夏の花火大会を「ど〜ん」と盛り上げる。

河口湖湖上祭の起こりは、河口湖浅間神社の祭事から起きる。百余の提灯を数隻の船につけ、湖上に漕ぎ出し、世のけがれを流す行事が、毎年旧暦の6月30日に行われていたが、大正6年、船に花火30発をつみ湖上から打ち上げたところ、観光客の好評を得ることに。そこで、観光シーズンの8月5日に湖の行事として定着する。 今や関東名物にもなった花火大会、毎年、約12万人の観光客が河口湖へ、夜空に舞う花火を見やんとやってくる・・・。

祭りの発端となった「河口湖浅間神社」でも8月5日は「身曾岐祭(みそぎまつり)」が古式ゆかしき神事としてとりおこなわれる。「みそぎながし」とも言われる河口浅間神社の特殊神事「身曾岐祭」は、古代からの歴史を持ち、数日前に神社から配られる「ひとかた(人形)」の紙に家族の干支を書き、神社に清めのお祓いを願うというもの。 元は富士山信仰の道者の来訪時期と合わせ、富士登山前の身の清めとして行われていた。
そう、河口湖湖上祭は河口湖浅間神社の神事から始まった!!!

・・・というわけで当日、娘と花火を観に行くことに。聞けば12万人がぐるりと河口湖を取り巻くので駐車場はどこもいっぱいになる。ど〜んと打ち上げられるのは午後8時だが、午後2時頃から学校の校庭、スーパー、はたまた民家の仮駐車場を求めうろうろしなければ夢はかなわない。 はて、どうしたものか?
そうだ、地元に住むTさんに電話してアドバイスしてもらおう〜。チリチリリ〜ン。

Tさんいわく「いいよ、いいよ、私が二人を湖まで乗せていって降ろしてあげるよ。又、そこに9時に迎えにいってあげるからね・・・、そうだ!私も一緒に花火を観よう〜。日が沈んだら私の家にすぐに来て」・・・おお、ありがたい。感謝感激!! 6時過ぎ、Tさんの車で湖畔へ向かう。なんと湖岸近くにすんなり駐車できた。ラッキー!!そして三人仲良く湖畔べりに座り花火を楽しむ・・・。

オープニングセレモニーが始まり急に空が輝きだす。花火コンクールがあったり、いろんな名の打ち上げ花火が夏の夜空に舞う。「和光の華、湖の宝石、なごみ、大自然の恵み、美しき富士山、まごころ、光の魔法、扇の舞、夜空と湖の饗宴・・・」
ひやぁ〜、うおぉぉ〜、ごらん、ごらんと三人は感嘆の声をあげながら恍惚として、なかば無意識にゆれ動く夜空を見上げる。フィナーレは「世界遺産富士山」そして終了。
夜々を高く超えた彼方へと余韻は散っていった。ああ、美しかった!楽しかった!

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花火打ち上げ台がある対岸風景

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次回の更新は8月17日の予定です

posted by 森 すえ at 04:48| Comment(10) | TrackBack(0) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月13日

涼を求めて(その1)城ケ島へ

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夏のある日、ノールウェーの友人からメールが届く。
「ご無沙汰しております。すーさんお元気ですか。ブログを見ると色々と旅行で相変わらず忙しそうです。私は今年も日本に来ていて、家族で妻の横須賀の実家に泊めさせてもらっています。日本は蒸し暑くなってたまらない位ですね。昨日も今日も子供とプールに行って来ました。 今年は8月2日までいます。もしすーさんの都合がよければ会いませんか。渋谷でランチでもいいし、一昨年みたいに日帰り旅行でもいいし…。それでは、暑い中熱中症にならないように気を付けてね。また会える事を望んでいます。」

20数年前、モスクワ空港で知りあった友人はノルウェー人。毎年、遠くからやってきて日本の夏を過ごしている。その都度、私たちは会うようにしているが、昨夏は会えなかった。が、一昨年は真鶴半島で自然、歴史、芸術に触れながら、魅力いっぱいの自然散策コースをゆっくり楽しんだのだった。

今夏は、アメリカから帰国中の娘と三人で「城ケ島」へ行くことになった。城ヶ島は、神奈川県三浦半島の南端にある周囲長約4 km、面積0.99 km2の小さな自然島で、東西幅約1.8 km、南北幅約0.6kmと東西に細長いの地形をしたユニークな島である。

城ケ島の島名は、この地に城郭があったことによる名称らしいが、昔、尉(じょう(老爺))という者が住んでいたので「尉ヶ島」と書いたのを後に今の文字に改めたと言われたり、また、この島の先祖は三崎の「城村(じょうむら)」から移り住んだ人たちが多かったことから「城」の字が使われたとも・・・。

さて、私たちの島めぐりの旅は、友人のプランにしたがってGO-!!まず、三人は10時に京急三崎口駅で合流。バスで城ケ島の終点まで直行し、城ケ島海岸をぶらぶらとウォーキングを楽しむことに。友人のKさんと娘は約20年ぶりかの再会なので話が弾む。ヤッホー島の西の長津呂崎の近くに到着!!立ち並ぶ店前を通過し海の見えるほうへと・・・。

潮風をあびながら海岸を見渡すと、標高30m程の平坦な岩礁地帯が広がっているが、内部で急激に海に落ち込んでいる。これが海岸風景なの?!うわぉ〜驚いた。ところどころに砂浜があるものの、海に向かって縦に延びる岩が成長し塊になり、潮の満ち干につれて、盛り上がったり、沈んだりしているのだろう〜。声のない黒々とした険しい岩が傷つきながらも高貴な姿を保っている。いやはや想定外の風景に驚きつつ、じっと波の音を聞きいると、静かさや、おだやかさが目に沁みる。意外や意外、城ケ島は面白い!そろそろと岩の上を歩いて行く。歩きずらいが滑ることもなく前進。

灯台にやってきました。・・・と言っても階段をすこし登っただけだが、東西端部に岩礁地帯が広がる風景は雄大で素晴らしい!!城ヶ島灯台は標高約30m の崖上に建つ灯台で、江戸時代に設置された灯明台。日本の西洋式灯台では5番目で、最も古い時代に設置された灯台の1つとされる。
ここで昼食。三昧鮪丼(マグロ、シラス、イクラ)を頂く。新鮮で本当においしい!!さすが漁業の島である。

次に赤羽根崎にある「馬の背洞門」へ。侵食によって岩がメガネ状に繰り抜かれたアーチ状の岩(海食洞門)で、赤羽根崎の突端にある。1923年以前は洞門下を小船で通航できたが、関東地震による隆起で陸化した。幅が狭いうえに亀裂が入っており、崩落の可能性があるので危険な海への門でもある。それ故、上を歩くことは禁止されている。私たちは東西結ぶハイキングコースを歩いて向かったが、かなり険しい道で、海岸も波食棚が発達していて歩きにくい。

馬の背洞門を丘の上から眺めると、太平洋に面した海岸一帯は、海食崖が発達し、海辺の自然がそのまま横たわっているって感じ。ここへは自転車も自動車も人も容易に近づけないため、ウミウ、ヒメウ、クロサギの繁殖地で、奈川県の指定天然記念物となっている。

丘の上から平坦な道を歩いて城ケ島公園へ。鎌倉時代以来の景勝地で、展望台に上ると風光明媚な景観が臨める。城ケ島は、漁業、軍事、交通、文学に深く関わってきた歴史を持っており、大正時代に北原白秋の「城ヶ島の雨」が評判を呼び、ロマンの島として名を知られるようになったが、戦後、「城ヶ島公園」として開放され、磯釣、磯遊びに適する行楽地となっている。

公園内に俳人松本たかしが初秋の島の夜を詠んだ俳句の詩碑がある。
  松虫にささで寝る戸や城ヶ島  
秋の夜、松虫が鳴いている。戸締りをしないで、松虫の鳴く声につつまれて安らかな眠りに入る・・・。松本たかし昭和13年の作で、当時、三崎との渡し船が唯一の交通手段。初秋の夕べには虫が鳴きこぞる島となっていたのだろう。

帰路のバスの車中から北原白秋の碑を見やり、「城ヶ島の雨」を口ずさむ。ああ、懐かしい歌。

   雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利休鼠の雨がふる
   雨は眞珠か 夜明の霧か それともわたしの忍び泣き
   舟はゆくゆく 通り矢のはなを 濡れて帆あげたぬしの舟
   ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる 唄は船頭さんの心意気
   雨はふるふる 日はうす曇る 舟はゆくゆく 帆がかすむ

城ケ島は、思ったより綺麗な島だった。まして親友のKさんと見つめた島だったのでより印象深い島となった。まもなくKさんはノールウェーに帰国するが、私たちの瞳はひそかに来夏へとつながっていく・・・。

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長津呂崎の岸壁

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城ケ島灯台

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城ケ島灯台公園

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三昧鮪丼

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馬の背洞門の上から

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城ケ島公園への道

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俳人松本たかしの詩碑

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安房崎灯台の海風景

(次回の更新は8月15日の予定です)

posted by 森 すえ at 05:46| Comment(14) | TrackBack(0) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする