2018年05月12日

関東周辺をぐるりと散策・渋谷の花々

イラスト_0403.jpg
長年、ゴールデンウイークは山梨の小屋で滞在していたが、今年は家の事情もあり、東京にとどまっていた。都会で1週間、どうしたものかと、やや懸念しつつ、日ごろと変わらない生活習慣、すなわち渋谷周辺を歩きまわっていたが、まあまあ楽しく過ごしていた。ここ数年、渋谷の街で、身の丈にふさわしい生活が地についてきたのかも?が、なんといっても渋谷は、西洋人から見ても好感度の高い街と、多くの外国人がやってくる。

渋谷の良さは、例えばショッピング、食事などに、文化、美術館、シネマ、遊びどころ、公園も多々あるが、なんといっても交通の便が良く、30分もあれば大概のところへ行ける。とは言っても都会。やはり山、河は遠く大自然の魅力に欠けるが、今年は仕方がないので、渋谷界隈を、小さな足取りで、路地裏をぬけながら、新しい発見を楽しんでいる。

そんなある日、渋谷文化村美術館で「くまのパディントン展」を鑑賞。世界中で愛されている「子グマ」が、ロンドンから渋谷にやってきた。イギリスを代表する「パディトン」シリーズは、1985年、作家マイケル・ポンド氏によって誕生。その後、40以上の言語に翻訳・出版され、絵本、アニメ、映画やぬいぐるみなどの分野でも世界中で愛されている。今年は、バディントン生誕60周年、また、2017年6月に、91歳で逝去された作家・ボンド氏への追悼の意を込められ開催された。ボンド氏は、「パティントン」はまっすぐな性格、正しい行いをする紳士的な熊。この熊を、よろしくお願いします。」とのメッセージ。はい、私も熊の好奇心、正義感を心に・・・

晴天のある日、渋谷の花々を撮ろう〜と代々木公園へ向かう。公園通りに差し掛かると、アートの花壇がリニューアルされていた。うわぁ〜素晴らしい!と新緑の輝きにマッチした花壇に拍手。バラが咲く代々木公園に入ると、世界が急にひろびろと開けていた。噴水のしぶきが微風に揺れ、花壇の花々も微風に揺れていた。そんな光景を眺め、ふと気づく。

私は30年以上も前から、すばらしい風…微風を代々木公園で味わっている。晴れ渡った空の下、軽快にそよ風を受けながらウォーキングした時、この上ない幸福感をかみしめていた。その感覚が今も続いていることに感謝し、これからも微風の余韻が、おもむろに自分のなかへと入ってゆくのを味わっていたい・・・
    
      バラ  
    バラ園にバラ千本
    香りの花、ここに咲く
    淡いピンクに白、赤、黄色
    真っ赤な情熱が、私の胸で咲き
    思い出も咲いてゆく・・・
    バラ園に花千本
    強い香り、まぶしい太陽
    おお、美しい!
    人の優しい微笑みが
    輝く花にもぐりこむ
    ああ、ロマンスの花、バラよ!

180430_代々木公園_103_s.jpg公園通り
180430_代々木公園_104_s.jpg

180430_代々木公園_102_s.jpg

180430_代々木公園_107_s.jpg

180430_代々木公園_108_s.jpg

180430_代々木公園_110_s.jpg

180430_代々木公園_117_s.jpg

180430_代々木公園_111_s.jpg

180430_代々木公園_112_s.jpg

180430_代々木公園_114_s.jpg

180430_代々木公園_115_s.jpg

180430_代々木公園_121_s.jpg

180430_代々木公園_013_s.jpg
代々木公園
180430_代々木公園_003_s.jpg

180430_代々木公園_001_s.jpg

180430_代々木公園_008_s.jpg

180430_代々木公園_176_s.jpg
ハナニラ
180430_代々木公園_126_s.jpg

180430_代々木公園_136_s.jpg

180430_代々木公園_138_s.jpg

180430_代々木公園_144_s.jpg

180430_代々木公園_129_s.jpg

180430_代々木公園_130_s.jpg

180430_代々木公園_150_s.jpg

180430_代々木公園_153_s.jpg

180430_代々木公園_154_s.jpg

180430_代々木公園_155_s.jpg

180430_代々木公園_241_s.jpg

180430_代々木公園_240_s.jpg

180430_代々木公園_244_s.jpg

180430_代々木公園_165_s.jpg

180430_代々木公園_239_s.jpg

180430_代々木公園_186_s.jpg

180430_代々木公園_172_s.jpg
キンセンカ
180430_代々木公園_177_s.jpg

180430_代々木公園_181_s.jpg

180430_代々木公園_199_s.jpg
ポピー
180430_代々木公園_188_s.jpg
ノースボール
180430_代々木公園_201_s.jpg
アグロステンマ
180430_代々木公園_209_s.jpg
シラン
180430_代々木公園_221_s.jpg
ヤグルマソウ
180430_代々木公園_231_s.jpg
シバザクラ
180430_代々木公園_230_s.jpg
ハナビシソウ
180430_代々木公園_212_s.jpg

180430_代々木公園_220_s.jpg

180430_代々木公園_142_s.jpg

180430_代々木公園_210_s.jpg

180430_代々木公園_247_s.jpg
くまのパディトン展
180430_代々木公園_248_s.jpg

180430_代々木公園_246_s.jpg
作家マイケル・ポンド氏
posted by 森 すえ at 09:19| Comment(8) | 日記・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月02日

関東周辺ぐるりと散策・亀戸天神社の藤まつり


イラスト_0467.jpg
東京都・江東区にある亀戸天神社の藤の花は、4月の下旬から一斉に咲き始める。薄紫の可憐な花が幾つもの房となり、藤棚から風に揺れる様はとても美しく、「東京一の藤の名所」と名声も高い。だが私が出かけたのは4月下旬、真夏並みの暑さで、花の見ごろも過ぎていた。う〜い、期待はできないかも。とあきらめつつ地下鉄で錦糸町駅へ。

駅前でまず、「旭川しょうゆラーメン」を頂いた後、亀戸天神社へ向かう。15分ほどの道のりを、下町情緒にふれながら歩いて行くと、前方に東京スカイツリーがクローズアップ。思わず嬉しくなる。亀戸天神社に到着し、どれどれ〜藤の花は?と、太鼓橋の上から神内を見渡すと、やはり藤の姿は遠のき若葉が光っていた。が、池の周りの優雅な余韻は残っていた。

そう、心字池を囲む藤棚に紫の花が咲き誇り、池に写る姿と淡い香りが漂っていた。わぉ〜、まだまだ綺麗だよ〜。その雰囲気は、幽玄の世界そのもので、誠に華麗で麗しい。ラッキー、ラッキーと多くの人の目が藤に集中。この美しい花は江戸の名所となり、五代将軍綱吉公、八代吉宗公も訪れたという記録があり、また多くの浮世絵などの題材にもなった。毎年、4月下旬には、濃い紫色の境内の中へ参拝者を導くのだが、今年の開花は1週間ほど早かった。まあ、自然の摂理には逆らえない。だが、境内から藤の姿が消えようとも、4100株の美の命は来春へ続くだろう〜。

亀戸天神社は、古くは九州太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」とも称され、明治6年に東京府社となり亀戸神社と号し、昭和11年に現在の亀戸天神社となる。学業の神様として参拝者も多く「藤祭り」と「講祭」が同時に開催中だった。
境内は混雑していた。100以上の露店で賑わう境内を歩きながら、本当に日本人は花が好きなんだと感じ入るが、今ではどこの花見見物でも大勢の外国人を見かける。豪華絢爛な花模様は、すでに世界的な人気なのかもしれない。今年は桜の開花も早かった。藤は桜が散るタイミング、そう、春の終わりに咲く花で、今年、早くに咲いた桜に優しく追従した風だったが、どちらの花も日本の美の象徴。素敵な関係は永遠に・・・

4月下旬、上野の東京芸術大学美術館で「東西美人画の名作展」を鑑賞。春こそ美人の出番ですと、上村松園の美人画の最高傑作の「序の舞」が展示されていた。上村松園は京都に生まれ、独自の美人画様式を確立。官展を中心に活躍し、昭和23年、女性としてはじめての文化勲章を受章。又、本展では江戸時代の風俗画、浮世絵画に近代美人画、明治中期から昭和前期まで、東京や関西における美人画の名作を追っていた。

国立西洋美術館の「版画素書き展示室」で、マーク画廊と20世紀の画家たちを観る。パリのマーク画廊とゆかりの深い画家たちの中から、ボナール、ミロなど6人を取り上げ、画廊主のマークとそれぞれの画家たちの関係に光が当てられていた。続いて、東京国立博物館で「名作誕生」を鑑賞。日本美術史上には「名作」と呼ばれる作品が多く存在する。海を越えて日本へもたらされた名作、古典に学び新時代の美意識で生まれ変わった名作など、さまざまなプロセス、ドラマをもって誕生し、語り継がれてきた。普賢菩薩などの仏教美術に、伊勢物語や源氏物語などの古典文学など、創造の物語が時を超え、今、蘇り、系譜をたどっていた。
           
          藤の花
    藤の花を眺めんと、期待を背負って
    赤い太鼓橋を登ってゆく
    私は紫色の優雅さを探してみたが
    花は幻になっていた
    私は橋を降り、池に近づき
    再び、麗しいかんばせを探しにゆくと
    徐々に力衰え
    みずみずしさの消えゆる先に
    淡い夢が広い輪を描いて光っていた

180428_亀戸天神社_001_s.jpg錦糸町駅前マップ
180428_亀戸天神社_106_s.jpg
錦糸町公園
180428_亀戸天神社_108_s.jpg

180428_亀戸天神社_111_s.jpg
東京スカイツリー
180428_亀戸天神社_007_s.jpg

180428_亀戸天神社_011_s.jpg
亀戸天神社
180428_亀戸天神社_040_s.jpg

180428_亀戸天神社_013_s.jpg
太鼓橋(男橋)
180428_亀戸天神社_140_s.jpg

180428_亀戸天神社_114_s.jpg

180428_亀戸天神社_117_s.jpg池の周りの藤の花
180428_亀戸天神社_120_s.jpg

180428_亀戸天神社_015_s.jpg
180428_亀戸天神社_016_s.jpg

180428_亀戸天神社_017_s.jpg

180428_亀戸天神社_018_s.jpg

180428_亀戸天神社_121_s.jpg

180428_亀戸天神社_122_s.jpg

180428_亀戸天神社_126_s.jpg

180428_亀戸天神社_025_s.jpg

180428_亀戸天神社_131_s.jpg五歳の菅原道真公
180428_亀戸天神社_024_s.jpg太鼓橋(女橋)
180428_亀戸天神社_032_s.jpg
神牛
180428_亀戸天神社_033_s.jpg

180428_亀戸天神社_030_s.jpg
亀戸天神社
180428_亀戸天神社_135_s.jpg
御嶽神社
180428_亀戸天神社_039_s.jpg

180428_亀戸天神社_136_s.jpg

180428_亀戸天神社_125_s.jpg
弁天堂
180428_亀戸天神社_132_s.jpg
手水舎
180428_亀戸天神社_141_s.jpg

180428_亀戸天神社_142_s.jpg

180428_亀戸天神社_143_s.jpg
「名作誕生」展
180428_亀戸天神社_144_s.jpg
「東西美人画の名作」展


posted by 森 すえ at 00:00| Comment(6) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月25日

関東周辺ぐるりと散策・根津神社のつつじ祭り


イラスト_0439.jpg
文京区にある根津神社では、4月7日〜5月6日まで「つつじまつり」が開催されている。出かけたのは4月20日だったので、もう見頃も過ぎているだろう〜と思いつつ足を運んだが、見事なつつじが満開中だった。受付のおじさんも「今日は天気も良し、つつじもきれい」でよかったねと歓迎。

根津神社の境内にある約2000坪のつつじ苑には、約100種3000株のツツジが咲き競い、まるでつつじ御殿のようにきらびやか。甘酒茶屋、植木市、露店等も並び、神内はさまざまな光景に満ちている。つつじ苑にはいると、多くの外国人も楽しそうにカメラを抱え、丘の上から神社の楼門、本殿を写す。鳥居千本参道をくぐり抜け「乙女稲荷」へお参り。ふと、昨年の春、京都の伏見稲荷大社へお参りし、千本鳥居をくぐったのを思い出し、ああ、楽しかったな〜と懐かしむことしきり・・・。

根津神社は、日本武尊が1900年近く前に創祀したと伝えられる古社。現在の社殿等ができたのは、五代将軍・徳川綱吉の時代で、約300年も前につくられた社殿や、その一帯をぐるりと囲む透塀(すきべい)などが現存しており、なかでも「楼門」。東京で江戸時代の楼門が残っているのは、根津神社だけとか。また、根津神社は、東京大学からもほど近く、多くの文豪とゆかりのある地域ゆえ、夏目漱石の「道草」、森鴎外の「青年」などの文学作品に登場するなど、江戸と文学の香りが漂うが、パワースポットとして文学少女の参拝場所としても知られる。

つつじ見物者の多さに驚きながら、神橋を渡り、丘に上っていくと、つつじの種類が非常に多いと気づく。赤、ピンクや白、紫色の花のコントラストがとても美しく迫力満点。色鮮やかな豆つぶほどの小さい花のフジツツジ、風車のような花弁のハナグルマ、黒ツツジと呼ばれるカラフネ、キレンゲ、カバレンゲ・・・誠に麗しい!!開花時期が違うため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、ただ今、はい、遅咲きのつつじが開花中だった。

4月のある日、渋谷文化村でシネマ「ヴァージン・スーサイズ」を観る。20年前に上映された映画だったが、当時は話題作として若者に人気があった。登場人物は13歳、14歳、15歳、16歳、17歳と珍しい年子の5人姉妹。そして美しい姉妹に興味を抱く若者との世界観を繰り広げた作品で、彼女たち、少年たちが青春を見つめるやさしい眼差しが、少女の自殺をきっかけに崩壊していく。すべて過ぎれば一瞬のこと、けれど、あの時の何もかも覚えている・・・恋しき若者の哀愁に満ちた映画だった。
        
          つつじの花
     ゆっくり開花が流れている
     今にもあふれんばかりの微笑みの花
     川面に映り、丘に面して真っ赤に咲く
     わたしはびっくりしながらさらに頂きへ
     色彩豊かに黙って咲くつつじは
     ゆっくり太陽に染まりだし
     そして丘は、美の元になる
     わたしは一瞬、観光気分で
     つつじにひざまずき
     気高くなり、花の魂に近づいていく


180420_根津神社_008_s.jpg根津神社
180420_根津神社_010_s.jpg
180420_根津神社_013_s.jpg
楼門
180420_根津神社_125_s.jpg
楼門
180420_根津神社_017_s.jpg
神池
180420_根津神社_126_s.jpg

180420_根津神社_120_s.jpg

180420_根津神社_119_s.jpg

180420_根津神社_127_s.jpg
ハナグルマ
180420_根津神社_128_s.jpg

180420_根津神社_142_s.jpg
ミツマタツツジ
180420_根津神社_130_s.jpg

180420_根津神社_136_s.jpg
キリシマ
180420_根津神社_036_s.jpg

180420_根津神社_020_s.jpg

180420_根津神社_021_s.jpg

180420_根津神社_048_s.jpg

180420_根津神社_041_s.jpg

180420_根津神社_140_s.jpg
鳥居千本参道
180420_根津神社_153_s.jpg

180420_根津神社_019_s.jpg

180420_根津神社_051_s.jpg

180420_根津神社_166_s.jpg
乙女稲荷
180420_根津神社_167_s.jpg

180420_根津神社_146_s.jpg
シロヤシオ
180420_根津神社_147_s.jpg

180420_根津神社_155_s.jpg
キレンゲツツジ
180420_根津神社_158_s.jpg
カバレンゲ
180420_根津神社_145_s.jpg
弥生正緑館
180420_根津神社_169_s.jpg

180420_根津神社_172_s.jpg
手水舎
180420_根津神社_170_s.jpg
拝殿
180420_根津神社_171_s.jpg
本殿
180420_根津神社_102_s.jpg

180420_根津神社_174_s.jpg
シネマ「ヴァージン・スーサイズ」
posted by 森 すえ at 00:00| Comment(8) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする