2017年05月24日

オレゴンへの旅(その1)成田空港〜ポートランドへ

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5月上旬、私はアメリカへの旅人となり、娘が住んでいるオレゴン州へと向かった。成田空港を飛び立った飛行機は9時間半後、ポートランド空港に着陸。機中、私は時おりやわらかな羽毛のような雲を見つめながら、5月のアメリカの世界に飛びこもうと、オレゴンの海岸、森、川、山のなかできらきらする自分の姿を描きながら、早、生きいきと心が走っていた。

重いトランクを抱えながら空港の出口に立ったとき、私はアメリカの空気を一杯吸って暮らす現地人のようにオレゴンの風に馴染んでいた。やがて娘夫婦と合流。車はいよいよポートランドの町へと走り出した。ヤッホ!!
ポートランドは豊かな自然に恵まれ、人口も約58 万人を抱えるオレゴン州最大の自然に恵まれた環境に優しい都市である。歴史的名所や博物館、美術館、バラエティーに富んだショップやレストランもあり、なかなか魅力的で、アメリカ国内の各種調査でも常に“最も住んでみたい都市”の一位・二位に挙げられている。又、日本の札幌市と、ほぼ同緯度で風土が似通っていることなどから、1959年に姉妹都市提携を結んでいる。

車は日本食材専門店の「宇和島」でストップ。お酒、サツマイモ・・・あれこれと購入し、そして昼食。アメリカのハンバーガーは実に美味しいが、滞在中、幾度か頂く機会があるので韓国レストランで好物のビビンバを。
オレゴン州は海の幸・山の幸の食材に恵まれており、キングサーモン(マスノスケ)が州の魚でもあるほどで食材が豊富だが、アメリカンフード、中華、回転寿司などの日本食、ピザやスパゲッテイのイタリアン、トルコ、メキシコ料理と何でもござれって感じ。だが、なかんずくハンバーガーはやはり一番、美味しいと私は思う。

 車はハイウエーをひたすら走り、娘家族が住む海岸べりの町へと向かった。途中、クルーッチー・クリ―ク郡立公園へ回って懐かしい大木に再び出会った。数年前、私は何百年もの生きた木(樹齢1000年?)が大嵐で倒れたのを「シットカ」と題し、物語を創作したのを懐かしく思い出した。大木がひそむ森中は、まさに大自然の神秘な空間であり、樹々を見上げる私は緑の中の一点の存在にすぎないが、いつも大自然から何かしらの合図を受けているようだった。まるで木の上から呼ばれてるような、自然の魂に触れられているような・・・、森の奥へと続く長い道のイメージのつながりの中へと織り込まれていくようだった。

オレゴン到着の一日目は過ぎ、二日目も晴天に恵まれたので、コッフェンベリー湖へピクニック。おにぎり、ホットドック、サンドイッチ、うららかな陽をあびながらの手作り弁当に舌打ちをしながら大満足後、娘と私は湖沿いをハイキングへ。例年、この時期はすでに暖かい日が射す日々だが、今年は雨がしとしとと降る日が多い。湖の水位もあがり、散策路にも水たまりがあちこちとある。やれそれと草むらへと分け入りう回し、靴も埃だらけになりながら進んだが、最後のどどんのつまりに、大きな水たまりに遭遇。万事休す。バックバックと後戻りの6キロの道のりだった。けれども娘と私が体験したすべては、とても好奇心をくすぶられることだった。

さて、オレゴンの旅紀行を載せるとき、毎回、オレゴン州について少し書いている。オレゴン州は北米西海岸に位置するアメリカ合衆国第33 番目の州。面積約26 万平方キロメートル(日本の面積の67 パーセントで日本の本州と四国を合わせた面積より少々大きい。)自然に囲まれ国立公園や国定公園が多くあり、アメリカの中でも最も美しい州といわれる。

 *オレゴンの州都:セーラム。 *州成立:1859 年(33 番目)  *愛称:ビーバー州 オレゴン州の旗は、アメリカ合衆国の旗のなかで唯一「表と裏」の絵が違う。 裏側にオレゴンの動物「ビーバー」が描かれ、表も裏も基本の色はネイビーブルーで、絵の色はゴールド。 表のデザインはハートで、ハートの上にイーグル(ワシ)が乗り、ユナイテッドステートを表し、ハートの周りに33 の星が描かれている。

33 の星の意味は、1859 年にオレゴンが州となった当時のアメリカ合衆国の州の数。ハートの中には、太平洋、山、森、幌馬車、船などが描かれ、二隻の船の一隻は去り行くイギリスの船を、もう一隻は到着したUS の船を表し、夕日に照らされたオレゴンの輝かしい歴史模様が表現され、後世へと語り継がれている。

オレゴン州の代表動物のビーバーは、温暖な森に適応し主に夜に活動をし水の中が好き。最高15 分間、水中にいることが可能。目は瞬膜によってカバーされ水中でも見える。(ビーバーには両目の上下のまぶたの他に3つ目のまぶたが左右に一つずつあり、通常目の内側に隠れている)鼻孔と耳は水中にいる間は封をする。 平らな、鱗片(りんぺん)に覆われた尾.は鰻(うなぎ)の様に平たく、泳ぐ時や仲間に危険を知らせるため水面や地面をたたくのに使う。はい、とても可愛いビーバー!!  

このようにオレゴン州のことを書いているといつも理由もなく夢を感じる。ハート、イーグル(ワシ)、太平洋、山、森、幌馬車、船にビーバー。そして州の魚がキングサーモン(マスノスケ)などの形象が、限りなくやさしく州の象徴になっているからかもしれない。
        

        自然の結合

       風もない午後
       陽はゆっくり移ろぎ
       今にも溢れんばかりの緑の川へ
       池から湖へ
       森ら草原へと流れゆく

       湖面を見つめると
       影と光が差しては退き
       退いては差し・・・
       あらゆる色彩が揺らめく

       うわぁ、まるで迷宮
       すべては自然の結合だ!
       あなたにも教えてあげたい       
       ここに奇跡も魔法もあることを!

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成田空港を飛び立つ
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デルタ航空の機内食
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ポートランド空港に到着
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宇和島
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ビビンバ
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シャクナゲ
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ハイウエーで一休み
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コツフェンペリー湖
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サンセットピーチ(沈没船)
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2017年05月02日

関東周辺をぐるり散策・昭和記念公園へ

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4月下旬、まだまだ春爛漫ながら、若葉色が鮮やかに目に映る良き頃。そんな情景を部屋から眺めると、気持ちが浮き浮きとなり、自分の姿をうちに閉じ込めていられなくなる。ああ、チューリップが見たいなぁ〜、穏やかな空間に赤、白、黄色の輝きがいっぱい溢れているのを想像すると、早、意識は昭和記念公園へ・・・。

四季折々の花に惹かれ何度も訪れている公園だが、一向に飽きない。言わばわが庭の感覚でリラックスできるからかもしれないが、東京ドームの約40倍の広大な敷地内でお花見ができるのは嬉しい。風もなく、穏やかな晴天の下、広場や森を中心に約20万株のチューリップも鮮やかに咲いている。チューリップの見ごろは4月下旬。だが今年の開花は早かったのか、見頃は過ぎ、全体的な新鮮味はやや薄れてるって感じだが、それでも遅咲きが目いっぱいに輝く池周辺には、美と香りの余韻が十分に残っている。そう、鮮やかな色彩が水面でいきいきと蘇り、鳥たちが横切って飛ぶ空間には子どもたちの幸福そうな姿が飛び跳ねていた。

愛らしいアイスランドポピー、ムスカリ、ムラサキハナナ、スイセン、川沿いの菜の花も、圧倒的なボリュームで人々に感動を与えている。・・・ 私は思う。花の可憐さに添える言葉は・・・もういらないと。さあ、のんびり花を見つめよう〜。チューリップの周りに集う人たちにまじり、私も花を愛し、花に愛されよう〜。
            春の公園で

        大空の光をうけて輝く春の花
        広場の中央で、丘の上で、川沿いの石の影で
        清らかに、やさしく、鮮やかに微笑み、
        崖の下で、橋のたもとで、遠景のなかで
        春の命が、今、生きている。
        そう、すべての美が近くで、遠くで見え
        急にひろびろと視界が無限大!
        ああ、昼下がりの公園内を
        いつもと違った歩き方をしてみょう〜

170425_昭和記念公園_005_s.jpg昭和記念公園
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ハーブ園で
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みんなの広場で
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江戸末期から幕末まで松下領の名主を務めた石井家住宅
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2017年04月26日

富士山麓ぐるり散策・足和田山ハイキングコース

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4月中旬、富士山麓で1週間滞在した。東京の桜は早、散り樹々の周りをピンク色に染める風情だったが、富士山周辺は満開の美しさであった。透き通る湧水が流れる小川のほとりで、神秘的な原野で、樹海で春風景を眺めながら「ひねもす」のたりと何処までものんびりとした日々だった。

4月は晴れの日、曇りがちな空、雨の日もありと、どんな空模様も似合う頃でどれもまた良し。だが短い滞在中には晴天であってほしいと願ったが、そうはいかず、富士山がすっきりと見える日はそうなかった。そんなある朝、小屋の庭から冠雪の富士山が見えていた。それ、今日がチャンスとカメラを抱え足和田山の頂へ向かった。

東海自然歩道の「足和田山ハイキングコース」を、木々の間から見え隠れする富士山を愛おしく眺めながら登山をする。このコースの良い点は、樹木が多く、歩く道すがら、西湖や富士山が綺麗に見えること。今、若葉が美しい。優しさあふれる登山道を快い風に吹かれながら紅葉台へ。展望台からの眺望は抜群にきれいだった。秀麗の富士山がど〜と鎮座する姿に圧巻を覚えつつ、ぐるりと南アルプスへと目を目けると、二番目に高き山、「北岳」がくっきりと見えた。小屋のおじさんも「こんなにきれいに見えるのは珍しいこと」と言われ、私もラッキー!!と嬉しかった。さらに三湖台の展望台へ。そこからの眺望もまた良し。富士山、樹海、本栖湖、精進湖、西湖が臨める光景に大満足をした。

午後から浅間神社へお参り。その後、神社わきの坂をゆっくり登って母の白滝神社へもお参りした。今回、母の白滝をさらに上り、滝の源流へと近づきマイナスイオンをいっぱい吸った。丘の上の展望台で満開の桜に堪能した後、大石公園で可愛い花に魅せられながら、幽玄無限の遊びごっこ、学びごっこでひと時を過ごしたあと、お気に入りのレストラン「イエスタデー」で昼食し、オーナーの女性と談笑するひと時も又良しだった。

4月18日、鳴沢村の「魔王天神社」の祭りが行われ神楽が舞われていた。村の人たちに混じって私も120段を登ってお参りをした。「魔王」という変わった名前の神社だが、御祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)。日本神話の神、「日本書紀」で天照大神(あまてらすおおみかみ)の命を受け、武甕槌神(たけみかずちのかみ)とともに大国主命(おおくにぬしのみこと)に出雲の国譲りをさせた神である。魔王の山をご神体として拝礼するため本殿はなく、台風などで農産物に風の被害が予想されるときには風の神に無事を祈ったとされている。

東京生活では温泉に入れないので、滞在中は温泉でまったりまったりしたが、今回、温泉に格別の想いがあった。4月は私の77歳の誕生月であるが、昨年、岐阜県文芸祭で詩作「湯のけむり」が入選したこともあり、何かと節目の時期でもあったことから、私の描いたイラストを村の皆さんにお贈りさせて頂いた。長きにわたり楽しき交流をさせて頂いた感謝の気持ちとして、これからの人生を前向きに歩むため、立ち往生しそうな弱気な私のためでもあった。

人生において、衰えてゆく寂しさを味わいつつも、その時、その時のそれなりの良さをかみしめながら長き道のりを歩んでこれたのも、多くの皆様のおかげと感謝する昨今。竹の一節に割れ目を入れ、破竹の勢いのごとく、雪のおもみや激しい風にも、折れないしなやかな強さを持つ竹のようにと、又、新しい夢を導いてほしいものとさわやかな夢をいだく節目の月でもあった。そう、桜色は花のためにとどまっているだけではなく、小梢の下で祈る人にも、優しく微笑んでいるかのようだった。ああ、山辺の春・・・フジサクラ、ミツバツツジがほころぶ富士山麓周辺は、冬の寒さに止まっていた時計が急に動き出したような華やかさだった。

        愛されると・・
 
     人は深い愛で包まれると、強くなれる
     強い愛は歓喜を呼び起こし
     美しい顔と幸せの羽に包まれる
     愛を感じたら、眩しい太陽に顔が向く

     冷たい空気の中では身も凍る
     人は愛なしで強くはなれない、生きれない
     不安を抱える日でも、愛されると強くなれる

     受けた愛を返すとき・・・
     今、そのときと胸がつまる
     弱い私が強く生きられるのは
     たくさんの愛のおかげ
     祈りをこめ優しさの返信を贈ろう 


170419_別荘周辺_109_s.jpg鳴沢村から
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170418_鳴沢魔王天神社_10_s.jpg魔王天神社」の祭り
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樹海から足和田ハイキングコースへ
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紅葉台で
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西湖
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北岳(右の山)
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樹海
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三湖台で
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ふきのとう
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河口湖周辺
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中の茶屋周辺
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富士桜
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母の白滝
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母の白滝の上から
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母の白滝の展望台で

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浅間神社
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大石公園周辺
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フリチラリア
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レストラン・イエスタデーで



posted by 森 すえ at 11:07| Comment(8) | お出かけ・旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする